新たな有田焼の可能性!? 佐賀県立九州陶磁文化館で「有田X野老」展開催

東京ウォーカー(全国版)

佐賀県西松浦郡有田町の佐賀県立九州陶磁文化館で、9月20日(金)から11月24日(日)まで「特別企画『有田X野老』展 ARITA X TOKOLO EXHIBITION」が開催される。

「染付市松文皿」有田(1720~1740年代)。佐賀県立九州陶磁文化館所蔵、柴田夫妻コレクション写真は主催者提供


1969年に東京で生まれ、近年の作品には東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレム、大名古屋ビルヂング下層部ファサードガラスパターンなどがある美術家、野老朝雄(ところあさお)氏。本展は、「つなげる」をテーマに模様の制作を続ける彼にインスピレーションを与えた古い有田焼と、野老氏を魅了する「青」の色彩を主題に、新たな有田焼の可能性を模索する展覧会だ。

【写真を見る】「ARITAYAKI RHOMBUS WORKS UNIT」野老朝雄(2019年)個人蔵写真は主催者提供


担当者は「野老朝雄さんというクリエイティブな能力の高い美術家を迎え、オリジナリティあふれるタイルやお皿、オブジェが展示されます。このようにゲストアーティストを迎えて開催する展覧会は、当館でも初めてです。また、野老氏の芸術理念にあわせて、当館から選りすぐりの館蔵品や有田焼の原料、製造道具も展示されます。今までにない新しい焼き物の展覧会を、ぜひご覧ください」と展示の魅力を話す。

美しい「青」が魅力の作品がずらりと並ぶ展覧会。有田焼の新たな可能性を見に行こう。

ウォーカープラス編集部

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