歴史の面白さや深みを学べる博物館や記念館は数あれど、岐阜県に存在するのは、なんともゆる~い歴史スポット。不気味な人形が展示された博物館や、全く縁がないのに“龍馬神社”を名乗る神社など、思わず笑ってしまうユニークな場所なのだ。
■不気味さを楽しもう!「岐阜市歴史博物館」(岐阜・岐阜)
「岐阜市歴史博物館」は、岐阜市の歴史や伝統を紹介している普通の博物館なのだが、館内にある戦国ワンダーランド内の楽市立体絵巻は、かなりシュールな場所。戦国庶民の様子を再現した白い人形が、薄暗いスポットライトに照らし出され、不気味でアーティスティックな空間を演出しているのだ。ちなみに、武家の女性が着ていた着物を着て、記念撮影もできるので、ぜひトライしてみよう。
■龍馬に縁はないぜよ!「龍馬神社」(岐阜・中津川)
同スポットは、坂本龍馬の大ファンだった神官が、自宅に龍馬神社を作りたい一心で、本家の龍馬神社にアタックして建造。晴れて分祀が認められ、今では全国からファンが押し寄せているというほど人気の神社となっている。実際に行ってみると、自宅の敷地内とは思えないほど立派な本殿には驚くこと間違いナシ! 神官の父親やその友人の手作りなのだそうで、周りの人々の熱意にも驚かされる。
■あやかりひょうたんで出世!?「墨俣(すのまた)一夜城」(岐阜・大垣)
秀吉が一夜で築いたと言われる城の跡地に建てられた資料館。秀吉の馬印でもあったひょうたんが至る所に飾られ、絵馬には本物のひょうたんが使用されている。願い事を書いて納めた絵馬の出世びょうたん(300円)は、毎年10月に行われる「すのまた秀吉出世まつり」でかがり火となり、願いをかなえてくれるそうだ。ズラリと並べられた迫力のひょうたんを見に行こう!
戦国時代や幕末に思いを馳せながら、岐阜県のゆる~い珍歴史スポットを巡れば、楽しさ倍増! 本格的なイマドキ歴女は興味を持たないかもしれないけど、サブカル好きにはたまらない場所かも!? 【東京ウォーカー】