夏の最後の思い出に!予約ナシで行けるひんやり絶景8選

関西ウォーカー

暑い時季には、避暑地で水に足をつけたり、滝の天然シャワーを浴びて爽快な気持ちになりたいもの。そこで、関西から行ける涼絶景を調査!予約ナシで楽しめるスポットをご紹介します。<※情報は関西ウォーカー(2019年16号)より>

「八反の滝」(兵庫県)


広々とした滝壺は透明度が高く、神鍋高原随一の涼スポットとして人気。エメラルドグリーンに輝く滝壺と24m上空から降り注ぐ天然のミストが涼を体感させてくれる。アクティビティや森の温泉など、夏の神鍋高原で高原リゾートを楽しむのもオススメ。

神鍋高原随一の涼スポットの「八反の滝」。浅い滝壺が広がり、水辺で涼を楽しむことができる。天気のいい昼間など水面がキラキラと輝く/八反の滝


落差が布八反分に相当することから名付けられたという、稲葉川流域最大の滝。まっすぐに流れ落ちる直瀑と、広い滝壺が特徴。透き通った水が美しい滝壺など絶景スポットとしても人気。

■八反の滝<住所:兵庫県豊岡市日高町名色 電話:0796-45-0800(日高神鍋観光協会) 時間:自由 休み:なし 料金:入場無料 駐車場:数台(無料)>

「箕面大滝」(大阪府)


夏の涼スポットとして外せないのが滝。箕面大滝なら大阪市内から1時間程度で気軽に行けて、納涼気分が味わえる。また、滝から3.5㎞先には勝尾寺があり、美しい境内に心を清められること請け合い。箕面駅前には新しいピッツェリアやジェラート工房もあり、ランチやスイーツが楽しめるうえ、最後は美人の湯で疲れを癒して大満足。

滝の前にベンチが並べられ、座ってゆっくり眺められる/箕面大滝


「日本の滝百選」にも選ばれている箕面の名物。落差33mを流れ落ちる水の姿が農具の蓑(みの)に似ていることから、箕面の地名の由来に。轟音を響かせて流れ落ちる迫力と納涼を味わおう。

■箕面大滝<住所:大阪府箕面市箕面公園 電話:072-723-1885(箕面交通・観光案内所) 時間:散策自由 休み:なし 料金:入場無料 駐車場:70台(大日駐車場)>

「箱館山」(滋賀県)


冬はスキー客でにぎわう箱館山も、夏は違った表情に。約50品種・35万球が咲き誇る「びわこ箱館山ゆり園」には、伝統工芸の「高島ちぢみ」を使った虹のカーテンが登場。標高630mの高さで風になびくカラフルなカーテンは、見ているだけでも涼しげ。また、深緑が美しいメタセコイア並木を見ながらのティーブレイクや、白砂青松のマキノサニービーチでの水遊びと、高原からビーチまでを一度に満喫できるのが滋賀の魅力!

江戸時代から続く高島市の伝統産業「高島ちぢみ」で織り上げた生地を虹色に配置。約200枚のカラフルな生地がなびく「虹のカーテン」/びわこ箱館山 ゆり園


箱館山スキー場の琵琶湖側に、夏から秋にかけてオープンするユリ園。約5万平方メートルの敷地に約50種・35万球のユリが咲き誇る。

■びわこ箱館山 ゆり園<住所:滋賀県高島市今津町日置前 電話:0740-22-2486 時間:9:00〜17:00(ゴンドラ最終:上り16:30、下り17:00) 料金:入園料大人1850円 ※ゴンドラ往復含む 休み:8月26日(月)〜9月13日(金) 駐車場:1100台(無料)>

「摂津峡」(大阪府)


高槻市を流れる芥川の中上流域に広がる渓谷。川には奇岩や巨岩が続き、その様子が大分県の景勝地「耶馬溪」に似ていることから「摂津耶馬渓」と呼ばれるほどの豊かな自然が特徴だ。ゆったりと散歩をしながら涼をとるのはもちろん、水辺に降りられる場所もあるため、足をつけたり、川遊びを楽しむにもぴったりのスポット。

【写真を見る】遊歩道から川に降りられるエリアが  随所にあるのが特徴。ゴロゴロある巨岩に腰を落ち着かせ、川に足をつけてひと休みも/摂津峡


奇岩や巨岩が続く渓谷は「大阪みどりの百選」にも選ばれる景勝地。涼を感じる渓流のそばを進むコースのほか、夏ならではの気持ちのいい森林浴を楽しめる自然林コースも魅力だ。

■摂津峡<住所:大阪府高槻市塚脇5-3-14 電話:072-674-7516 時間:自由 休み:なし 料金:入場無料 駐車場:160台(1000円/1日)>

「清滝川」(京都府)


四季折々の美しさを見せる景勝地で、京都の避暑地として有名な清滝川。初夏には天然記念物のゲンジボタルが飛び交うほどの澄んだ川は、ひんやりとした透明度抜群の水が暑さを吹き飛ばしてくれる。京都随一の観光スポット・嵐山からのアクセスもいいので、食事や温泉、気鋭のカフェなどにも立ち寄って夏の一日を遊び尽くそう。

ホタルやオオサンショウウオなど、清らかな水にしか棲息しない生き物がいる/清滝川


ゲンジボタルなど天然記念物生息地に指定されるほどの美しい渓流。水が浅い場所では清らかな水に足をつけて川遊びが楽しめる。川沿いを歩いて自然美を堪能するのもおすすめ。

■清滝川<住所:京都市右京区嵯峨清滝 時間:入場自由 休み:なし 料金:入場無料 駐車場:周辺の有料駐車場利用>

「黒川渓谷」(兵庫県)


但馬の渓谷美に囲まれた黒川渓谷は、兵庫を代表する清流。その渓谷にある魚ヶ滝は、天然のウォータースライダーが楽しめる滝として人気だ。ひんやり冷たい水の流れと一体になって滝壺へ飛び込めば、夏の暑さや日ごろのストレスもいっきに吹き飛ぶはず。天空の城やアイス工房など、夏に魅力的なスポットも巡りたい。

滝の上から、水深約  4mの滝壺へスライドすれば、勢いよく流れる清流に吸い込まれるよう! 滝遊びの前は準備体操を忘れずに/黒川渓谷 魚ヶ滝 (魚ヶ滝キャンプ場)


黒川渓谷を流れる落差約5mの滝。関西では珍しい天然のスライダーで遊べるので、多くの人が滝遊びに訪れる。上流にはキャンプ場もあり、デイキャンプと滝遊びが一緒に楽しめる。

■黒川渓谷 魚ヶ滝(魚ヶ滝キャンプ場)<住所:兵庫県朝来市生野町魚ヶ滝 電話:079-679-4334(魚ヶ滝荘) 時間:9:00〜17:00 休み:なし 料金:デイキャンプ入場料500円 駐車場:55台(1000円/1日)>

「赤目四十八滝」(三重県)


伊賀と大和の国境を流れる滝川の上流に広がる赤目四十八滝。深緑の渓谷に連なる大小さまざまな瀑布は、大自然のアートそのもの。渓谷に沿って約4kmの散策路も整備され、「森林浴の森百選」「遊歩百選」にも選ばれるほど美しい自然の中で森林浴ハイクを楽しめる。自然豊かな青蓮寺湖周辺で絶景温泉やブドウ狩りもぜひ。

「赤目四十八滝」の入口から徒歩80分ほど、赤目五瀑の最後に現れる琵琶滝。楽器のビワに似ていることから名付けられた落差約15mの滝/赤目四十八滝


滝川の上流約4kmにわたってつらなる大小さまざまな滝の総称で、「日本の滝百選」の一つ。なかでも不動滝、千手(せんじゅ)滝、布曳(ぬのびき)滝、荷担(にない)滝、琵琶滝の5つは赤目五瀑と呼ばれ、その迫力も見応えも満点だ。

■赤目四十八滝<住所:三重県名張市赤目町長坂 電話:0595-63-3004(赤目四十八滝渓谷保勝会) 時間:8:30〜17:00 休み:なし 料金:入山料500円 駐車場:周辺の有料駐車場を利用>

「笹の滝」(奈良県)


奈良県の約5分の1を占める十津川村は、日本一広い村として知られる。その96%を森林が占める村内は、秘境ムードが漂い、避暑に最適。そんな十津川村の山奥を流れる笹の滝は、村随一の涼スポットとして人気だ。深緑の森に囲まれ、天然のミストが降り注ぐ滝は、暑い夏でも涼を体感できる。スリル&爽快感抜群の日本一のつり橋や、野趣あふれる川沿いの温泉など、村のいたる所で、涼や秘湯が楽しめるのも魅力。

滝を背景になめらかな岩場の流れで水に親しめる/笹の滝


山深い渓流の奥にある「日本の滝百選」の一つ。岩肌を流れる白糸のような落差32mの滝は迫力満点。静寂な森に響き渡る滝の音と降り注ぐ天然のミストに癒されよう。

■笹の滝<住所:奈良県吉野郡十津川村内原 電話:0746-63-0200(十津川村観光協会) 時間:自由 休み:なし 料金:入場無料 駐車場:7台(無料)>

編集部

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