日本の秋の風物詩といえば紅葉だ。茨城県は、首都圏からドライブにもちょうどいい距離。清流を覆うかのように紅葉が広がるスポットや名瀑とのコントラストが楽しめるスポットなど、いくつもの紅葉スポットがある。今回はそのなかから特におすすめの紅葉名所を、2カ所厳選して例年の見頃時期と共にご紹介。紅葉ドライブに出かけよう!
花園渓谷/例年の見頃時期:11月上旬~11月下旬
花園花貫県立自然公園に指定されている自然豊かな渓谷。秋の紅葉スポットとしてはもちろん、春のシャクナゲや初夏の新緑も有名で、四季を通じて楽しむことができる。特に、ナラ、カエデ、イヌブナ、ヤマモミジなどが色づくさまは美しく、赤や黄色に染まった葉が舞い落ちて渓流をすべる様子は、秋の風情を感じることができ、絶好のフォトスポットとなっている。道幅が狭い箇所もあるので通行には注意が必要。
花園渓谷の近くに位置する花園神社および花園もーるでは、11月上旬から下旬にかけライトアップイベントを開催予定。夜空に浮かぶ真っ赤な紅葉は必見だ。
袋田の滝/例年の見頃時期:11月上旬~11月中旬
茨城県にある、高さ120メートル、幅73メートルの大きさを誇り、日本三名瀑の1つに名を連ねる袋田の滝。流れが四段に落下することから、別名「四度(よど)の滝」とも呼ばれ、四季折々の表情を見ることができる。秋には、滝を囲うようにイロハカエデやオオモミジをはじめクヌギ、ナラ、ヤマウルシなどが赤や黄色に色づく。紅葉の時期の光景の美しさは、西行法師が詠んだ歌「花紅葉(もみち)経緯(たてよこ)にして山姫の錦織出す袋田の瀧」からもうかがい知ることができる。
2023年10月1日(日)から2024年1月31日(水)の日没~20:00(12月・1月は~19:00)に開催される、袋田の滝のライトアップイベント「2023大子来人~ダイゴライト~」では、毎日夜に浮かび上がる滝と紅葉の幻想的な美しさが見どころとなっている。例年11月10日前後が見頃のピークで、その前後の土・日・祝日は混雑が予想される。
※情報は秋Walker首都圏版2019より、2023年9月時点の最新情報に更新
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