この秋は、福岡県ののどかな里山・東峰村で素朴な風合いの小石原焼に触れるのはいかが?窯元をめぐって、毎日の生活で使いたい、お気に入りの器を見つけよう。
独自のデザインで作る器は色彩もキレイ「鶴見窯」
「ドット飛び鉋」や鮮やかなパステル系を取り入れた色使いなど、2代目・和田義弘さんの優れたデザイン性に注目。カップの底に水滴防止加工を施すなど、見えない部分にもこだわりがある。
平皿や徳利、スープ皿なども種類豊富にそろう。店内で、陶芸体験も実施しているので合わせてチェックしよう。
[鶴見窯]福岡県朝倉郡東峰村小石原2443 / 0946-74-2552 / 9:00~18:00 / 不定休 / 陶芸体験 2000円~※前日までに要予約
素朴さに色を加えた温故知新の自信作「翁明窯元」
当主は小石原焼発祥の地・皿山の「早川窯元」で器作りを学び、開窯。ツヤのない釉薬を施した「翁明マット」の器は、若い世代からも人気だ。水玉などの模様を描き、素朴な器をかわいくアレンジ。
[翁明(おうめい)窯元]福岡県朝倉郡東峰村小石原1126-1 / 0946-74-2186 / 10:00~17:00 / 不定休
個性が光る自慢の器で食卓に華を「森喜窯」
6色の釉薬を使う「掛け分け」など、伝統の器を独自の彩りで仕上げる「森喜窯」。デザイン性の高さと使い勝手のよさで、有名ホテルでも採用された。毎月第4土曜は、陶芸体験を実施する(要電話確認)。
また、2代目の森山 健治さんは、音楽に合わせた「ろくろパフォーマンス」で各地の催しに参加するなど、制作だけでなく小石原焼の普及にも努めている。
[森喜(もりき)窯]福岡県朝倉郡東峰村小石原872-5 / 0946-74-2236 / 9:00~18:00 / 不定休
九州ウォーカー編集部