青森県の十和田市現代美術館で「AKI INOMATA」の独創的な芸術世界に触れる

東京ウォーカー(全国版)

青森県十和田市の十和田市現代美術館で、2020年1月13日(月)まで「AKI INOMATA:Significant Otherness 生きものと私が出会うとき」が開催されている。

《やどかりに「やど」をわたしてみる -White Chapel-》2014-2015※参考画像[C]AKI INOMATA / Courtesy of MAHO KUBOTA GALLERY


生物の観察と調査を通して、独創的な作品を作り出すAKI INOMATAを紹介。同展は日本の美術館では初となる個展で、3Dプリンターで制作した各国の都市をかたどった「殻」にヤドカリを住み替えさせる《やどかりに「やど」をわたしてみる》や、タコとアンモナイトについて考察した作品、震災の影響を受けたアサリを観察した作品、小さく刻んだ女性の衣服をミノムシにまとってもらう作品などを展示。

生きものとの協働作業によって制作された作品を通して、人間や社会の本質をユーモアのある表現で問いかける。

《進化への考察 #1:菊⽯(アンモナイト)》2016-17[C]AKI INOMATA / Courtesy of MAHO KUBOTA GALLERY


担当者は「AKI INOMATAさんの大切なコラボレーターである生きたヤドカリが、十和田市現代美術館で生体展示されます。ヤドカリが3Dプリンターで制作した殻『やど』に引っ越しする場面をライブで目撃できるかもしれません。通常、美術館内での生体展示は難しく、今回の展覧会は貴重な機会となるのでぜひご来場ください」と展示の注目ポイントを話す。

人間とは違う生き物の視点で見た世界が表現されている本展。大人も子どもも楽しめるので親子で訪れよう。

ウォーカープラス編集部

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