福島県喜多方市の喜多方市美術館で、9月21日(土)から11月4日(月)まで「長沢節展 会津の長澤昇から憧れのセツへ」が開催される。
本展では、戦前(1935年)に18歳で上京し、ファッションイラストの一時代を築き上げ、山本耀司や花井幸子をはじめ多くの著名人を輩出した「セツ・モードセミナー」の創業者である長沢節(1917-1999)を紹介する。
担当者は「長沢節は、刺激的なスタイル画を描く一方で、洗練された人物や国内外の風景を水彩画で描いた作品を多数残しています。本展ではそれらの作品を中心に、同郷の水彩画家である春日部たすく、角田行夫、渡部菊二、渡部百合子等の作品とあわせて展示。作品を通して、長沢と会津の関わりに迫っていきます」と展示内容について教えてくれた。
スタイル画と相反するような柔らかな水彩画は必見。会期中にぜひ喜多方市美術館を訪れよう。
ウォーカープラス編集部