「ポッター平井の激推しアイドル!番外編」NMB48原かれん・横野すみれ/山崎亜美瑠/本郷柚巴 冠ライブレポート

関西ウォーカー

NMB48劇場単独公演「冠ライブ」シリーズが開幕!今回は7月28日に行われた、原かれん・横野すみれ「やっぱり #よこっぱら で SHOW!♡」と、山崎亜美瑠「Another」、本郷柚巴「みんな夏がきたってよ!」公演の模様をレポートします。

【昼公演 第1部】原かれん・横野すみれが漫才に初挑戦!


13時からの昼公演第1部は「かれんたん」こと、原かれんと、「すーちゃん」こと、横野すみれの6期研究生“よこっぱら”コンビの初公演!

1曲目の『ハートの独占権』(柏木由紀・渡辺美優紀)でキュートな魅力を炸裂させる2人。

『ハートの独占権』を歌う原かれん(左)・横野すみれ(右)(C)NMB48


「今日は6期生のお披露目1周年です!」(原)、「去年の夏は毎日レッスンをやっていたんですけど、1年後にこうして2人で冠ライブが出来るなんて思ってなかった」(横野)と、その喜びを語った後、衝撃の事実が発覚!

原「その時は仲が悪かったっていうか、喋ったことがなくて(笑)」

横野「今は仲いいですよ(笑)大親友ですから」

『初めての星』を歌う横野すみれ(左)・原かれん(右) (C)NMB48


ケータイで撮影された秘蔵映像が流れ、制服衣装に着替えて登場した2人は、約5分の漫才をアドリブも入れながら初披露!

【写真を見る】漫才を披露する横野すみれ(左)・原かれん(右) (C)NMB48


その後のMCでは漫才の裏話や、お互いの第一印象を語る。

原「カラオケボックスで練習しすぎて、何がおもろいか、わからん(笑)」

横野「ループ入ってもうたな(笑)。初披露の漫才、うまくいって良かったですね」

原「うまくいったんですよ、あれでも(笑)」

横野「(秘蔵映像で流れた)ダンスレッスンの時に初めて喋ったんですよ」

原「本当に犬猿の仲(笑)」

横野「お互いに近寄らん方がいいかな、みたいな」

原「そう!怖かったんですよ。私の第一印象は?」

横野「靴も靴下もかばんも日傘も全部ピンクで、やばい子やんって(笑)」

原「やばくないわ!でも、急に仲良くなったよね。ダンスが駄目な2人なんですよ(笑)」

横野「研究生公演のレッスンをしているうちに仲良くなった感じですね」

そんな2人のフリートークも漫才のようだ。ファンから事前に募集した質問にも答え、このMCコーナーで10分以上喋りまくった後、「私たちと重なる歌詞が多くて、2人とも大好きな曲」(原)という『初めての星』(NMB48)を最後に披露!

『初めての星』を歌う横野すみれ(左)・原かれん(右) (C)NMB48


バラエティ色の濃い30分のステージで爪痕を残した2人。横野は次世代グラビアクイーンの呼び声も高く、原は168㎝の長身を活かしたモデル活動も期待されている。よこっぱらコンビの今後の動向に大注目だ。

【昼公演 第2部】山崎亜美瑠が初のソロ公演!


第2部は、ドラフト3期研究生の「あみるん」こと、山崎亜美瑠の初ソロ公演!彼女は、今年1月に開催された「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で4位入賞を果たした、NMB48の歌姫だ。その歌唱力で『甘噛み姫』(NMB48)の第一声から観る者の心を掴むと、『団塊のない世代』(坂道AKB)、『僕らのユリイカ』(NMB48)を続けて披露。

『僕らのユリイカ』を披露する山崎亜美瑠(C)NMB48


自己紹介に続いて、その3曲を選んだ理由を説明した後、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦のファイナリストライブで歌わせていただいた曲なんですけど、当時よりレベルアップ出来たかなと思うので」と、『さよならエレジー』(菅田将暉)をアコースティックギターで弾き語り!

その後のMCで、「(劇場公演などとは)いつもとは違う、もうひとつの私を観ていただきたいという思いがあって」と、Anotherというタイトルにした理由を説明。「続いての曲は初披露なんですけど、一緒に口ずさんで下さったら嬉しいです」と、『マリーゴールド』(あいみょん)をギターの弾き語りで披露。凛とした佇まいで、歌詞を噛みしめるように丁寧に歌う彼女の姿は、アイドルではなくアーティストだ。

『マリーゴールド』を歌う山崎亜美瑠(C)NMB48


続けて『結晶』(NMB48白組)を歌い上げ、最後に「私がNMB48の曲の中で一番好き」という『孤独ギター』(NMB48チームN)をエレキギターで弾き語り、幕を閉じた。

『孤独ギター』を歌う山崎亜美瑠(C)NMB48


山崎は「第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」にエントリー。第1回大会4位のリベンジを果たせるのか!?まずは、予選突破を目指す彼女を応援しよう!

【夜公演】本郷柚巴がリスペクトするアーティストをカバー!


17時30分からの夜公演は、ドラフト2期生・チームBⅡの「ゆず」こと、本郷柚巴のギター弾き語りソロライブ!

『日曜日よりの使者』(ザ・ハイロウズ)、『ビューティフル・ネーム』(ゴダイゴ)と、意外な選曲で観客を驚かせた後、『SUMMER SONG』(YUI)を熱唱!公演のタイトルどおり、夏が来たことを感じさせる。

『日曜日よりの使者』を歌う本郷柚巴(C)NMB48


そして、『イチリンソウ』(山本彩)、『イビサガール』(NMB48)、『太陽が坂道を昇る頃』(NMB48研究生)を3曲続けて披露。「『イチリンソウ』は私が大好きな山本彩さんの曲なので、どうしても歌いたいなと思っていたので、こうして披露できて、嬉しいです!『太陽が坂道を昇る頃』は私が研究生の頃に初めていただいた曲で、まだ一度もギターで弾いたことがなかったので」と、選曲理由を語る。

『イチリンソウ』を歌う本郷柚巴(C)NMB48


「続いては私の大好きなアーティストさんの曲のブロックです」と、『ストーカーの唄』(阿部真央)、『ハルノヒ』(あいみょん)、『チェリー』(スピッツ)、『さよならくちびる』(ハルレオ)の4曲を届ける。

『ハルノヒ』を歌う本郷柚巴(C)NMB48


「ここまで10曲披露させていただいたんですけど、緊張しすぎて、グダグダな部分もあって…(→観客「そんなことないよ~!」)本当に優しいですね。(過去2回のソロ公演は30分で)今回、1時間もいただけたことが本当に嬉しいです。これからの目標を言わせていただくと、選抜入りを目指していきたいと思っています。そしていつかは、シンガーソングライターになって、いろんな場所でギターを弾いて、皆さんの耳に届いたらいいなと思います!」と、熱く語った後、『夏色』を披露!ゆず(本郷柚巴)が歌う「ゆず」の曲に大いに盛り上がった。

最後に、本郷がステージ上からセルカ棒を使って自撮りで記念撮影。ギターのピックを客席に投げ入れて、笑顔でステージを後にした。

笑顔で手を振る本郷柚巴(C)NMB48


MCで彼女自身も語っていたように、何度かギターの演奏が止まるなど、確かにグダグダな場面も見られたが、70年代から現在まで幅広い年代の様々なジャンルの曲を、ひたむきに届けようとする彼女の姿が心に響いた。

まだ16歳。これからも失敗を恐れず、チャレンジ精神を大切に、自分を信じて、歌い続けてほしい。今度は、本郷柚巴が作詞作曲した曲も観てみたいなぁ。

【取材・文=ポッター平井】

<ポッター平井・プロフィール>

構成作家・ライター。MBSラジオ『NMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドルサポーター。

関西ウォーカー編集部

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