2011年は“スキー発祥100周年”! そんなスキー文化を盛り上げている立役者が、“レルヒさん”というゆる~いキャラクター。ちょっとビミョーなビジュアル(?)にもかかわらず、SNSのファンコミュニティやブログ、ツイッターなどネット上で「可愛い!」と言われるなど、意外にも人気なのだという。
実はこのレルヒさん、2009年の誕生以来、徐々に認知度がUPしたキャラクターで、“スキー発祥100周年”の今年は、さまざまなイベントに出没し、大ブレイクしている。レルヒさんのモチーフとなっているのは、明治44年に「mettez les skis!(スキーを履きなさい)」と、日本で初めてスキー指導を行ったオーストリア・ハンガリー帝国(当時)生まれのスキー名人・レルヒ少佐。「日本の国力の調査研究のため」という名目で来日したそうだが、なぜか「ウインターレジャーの活性化のため」に一肌脱ぐことになり…。おだてられてついつい引き受けてしまった、という話もあるなど、なかなか憎めないヤツなのだ。
そんなレルヒさんについて、同キャラの普及を目指す「にいがたスキー100年委員会」の広報担当者は、「よく見ると、結構ビミョーな表情で気持ち悪いんですけどね(笑)」と、自虐的(!)にコメント。「でも、そういう“キモカワイイ”ところが、単なるゆるキャラとは違うところ。評判も上々なんですよ」と自信を垣間見せた。
そこで、SNSのファンコミュニティやブログ、ツイッターなどをのぞいてみると、「レルヒさん可愛い」「応援しています!」「(イベントでレルヒさんに会えて)もう幸せです」と、絶賛の声。20種類以上展開される多彩な“レルヒさんグッズ”も評判なようで、2000個用意した「レルヒさんストラップ」(300円)は完売。上越地区のお土産店などで販売するために出荷された5000本の「レルヒさんビール」(315円/330ml・エチゴビール)に対しても、「どこで売っているの?」といった問い合わせが多いのだという。
ちなみに“レルヒさんグッズ”には、「レルヒさんぬいぐるみ」や「レルヒさんの米」、「レルヒさんカレー」などさまざまなバリエが存在。それらグッズを集めて彼を愛でるのも良し、新潟エリアのイベントに参加して“動くレルヒさん”に会うのも良し。3月12日(土)の「第1回レルヒカップ」(新潟・上越市)では、スキーをする本物(?)のレルヒさんに会えるというので注目度満点だ。まだまだスキーが楽しめる今シーズン、レルヒさんはスキー100周年を盛上げ、話題を振りまいてくれそう!【東京ウォーカー】