第8回「大学読書人大賞」受賞作にして、「読書メーター」読みたい本ランキング第1位を獲得し、シリーズ累計100万部を突破した河野裕の青春ファンタジー小説「いなくなれ、群青」が実写映画化された。映画『いなくなれ、群青』が全国にて公開中だ。
主人公はなぜ“階段島”にいるのか?島にまつわる謎とは!?
ある日突然、主人公の七草(横浜流星)は“階段島”にやってきた。ここは捨てられた人たちの島で、どうして七草たちがこの島にやってきたのかを知る人はいない。そんな島を出るために必要なのは「失くしたものを見つけること」。
そこで七草は、再会した幼馴染の真辺由宇(飯豊まりえ)と共に、島にまつわる謎を解き明かそうとしていく。そこで明かされる残酷な現実とは…!?
「ノスタルジーで美しい映像美」「観る回数を重ねていく度に新たな発見や気付きがたくさんあってどんどん面白くなっていくから不思議」「見終わるとデトックスされた気分」など、SNSで絶賛コメントが多数寄せられている本作。感動ポイントは、そのストーリーの内容だけでなく、出演陣や音楽にも及ぶ。
若手注目株の演技と音楽にも引き込まれる!
今最も観たいと熱望される存在となった横浜の他、今年は出演作が目白押しの飯豊、黒羽麻璃央、矢作穂香、松岡広大、松本妃代、中村里帆ら、数々の舞台・映画などで注目を集める若手俳優たちが集結し、躍動感のある演技を見せてくれているのだ。
また、映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』、テレビアニメ「化物語」などの作品で知られる神前暁が手掛けた音楽や、主題歌「僕らの出会った場所」を歌うSalyuのピュアな声も感動へと誘ってくれる。
さらに、先日行われた舞台挨拶で、横浜は、映画のラストで七草と真辺が手をつないだシーンについて「ドキドキの手つなぎでした」とコメントしているが、是非、2人の関係性の変化にも目を凝らしてみてほしい。
取材・文/平井 あゆみ