肉系や魚介系のラーメンが多い九州において、ひそかに根強いファンをもつ「味噌」。各店のこだわりが光る、コク深い一杯を味わおう。
素材の旨味が織り成す芳醇なスープに感激!「札幌らーめん 時計台」
戸畑で約50年にわたって愛されてきた札幌ラーメンの店「時計台」の味を残したいとオープン。秘伝のタレで作る「味噌ラーメン」は、程よい辛さの味噌と野菜の甘味が溶け込んだ滋味あふれるスープが、国産小麦100%の自家製麺にしっかりと絡む。味噌のほか、醤油や塩、カレーといったラーメンもあるため、食べ比べをするのもいい。
「味噌バターらーめん」(並・750円)。数種類の香味野菜と米味噌で作るピリ辛スープに、バターのコクがマッチ。山盛りのモヤシとコーンものり、味わい豊か。自家製麺の量は小盛(650円)、大盛(950円)も選べる。
[札幌らーめん 時計台]福岡県北九州市戸畑区旭町2-3 / 093-616-2136 / 11:00~15:00、18:00~22:30(LO)(※売り切れ次第終了) / 水曜休み
関東の人気店が手がける大村店限定の味「ラーメン 希」
東京や神奈川で展開する「ラーメンハウス 河童子(かっぱ)」のセカンドブランド1号店。豚骨がベースの「醤油ラーメン」(700円)をはじめ、「味噌ラーメン」「塩ラーメン」(各800円)がそろう。なかでも注目は、大村店限定の「味噌チーズラーメン」(950円)。豚骨スープと味噌による濃厚かつマイルドな味わいに、チーズのコクが加わる新感覚の一杯だ。
「味噌チーズラーメン」(950円)。東京から取り寄せる秘伝の醤油と自家製の合わせ味噌を加え、さらにパルメザンチーズとナチュラルチーズをのせてバーナーで炙る。ホウレン草などもトッピング。
[ラーメン 希(まれ)]長崎県大村市東三城町26 / 0957-46-3368 / 11:00~14:30 / 火曜休み
地元客と作り上げた鶏×味噌×黒ゴマの一杯「屋台みそラーメン 市」
地元の居酒屋「市炉庵(いちろあん)」の締めの麺メニューをヒントに誕生した味噌ラーメンが看板。「市炉庵」の店主と吟味を重ね、開店後も客の意見を聞きながら味を調え、今年8月ごろに納得のいく味が完成した。店内は、“高架下の屋台”をイメージ。ラーメンのほか、「おでん」(100円~)、「もつ煮込み」(400円)といった一品メニューも用意する。
「鶏白湯みそラーメン」(800円)。麺は手もみで縮れさせた玉子麺。鶏白湯スープ、数種類をブレンドした味噌、仕上げに加える黒ゴマペーストとしっかり絡む。豚のそぼろ煮などの具材も評判だ。
[屋台みそラーメン 市(いち)]長崎県西彼杵郡時津町浦郷301-21 / 090-9791-5470 / 11:30~13:30、19:00ごろ~翌2:00、日曜は18:00ごろ~24:00、月曜は昼のみ、土曜は夜のみ営業 / 無休
【料金の表記について】当記事に掲載している価格は、2019年9月時点の消費税8%込みのものです。消費税率の改定なや店舗などの都合により、各種料金が変更されている場合があります。
九州ウォーカー編集部