福岡で勢いづく“うどん酒場”に負けじと、“ラーメン酒場”も増加中。旨い麺と酒に合う一品料理を一緒に楽しめれば言うことなし。締めのためにおなかの余力を残しつつ、ワイワイ楽しもう!
肉汁餃子をつまんだあとはコク深いキラキラ醤油に決まり「中洲きりん」
「醤油拉麺」と「肉汁餃子」をウリにする、中洲の麺酒場。“味に厚みのある淡麗系”を目指すラーメンには、鶏ガラ、豚骨、牛骨に、煮干し、ホタテ、イカなど20種類以上の素材を使用。それぞれの骨や乾物の特性を見極め、時間差で素材を投入する一本炊き手法を採用する。福岡産の甘めの醤油を合わせたスープは黄金色に輝き、旨味とコクが幾重にも広がる。厚めの皮でチューリップ形に包む餃子との相性がいい。刺身など一品料理も多数。
「醤油拉麺」(850円)は肉系の素材と魚介系の乾物をふんだんに使い、白濁させないようにスープを取る。コク深く、あっさりとした味わい。チャーシューは脂身の少ない肩ロースを使う。「肉汁餃子」(5個680円)は豚ミンチや野菜の具を店内で手包みし、焼くと皮の中から肉汁があふれる。ラーメンは手鍋で温め、熱々の状態で出す
[中洲きりん]福岡県福岡市博多区中洲2-7-9 第1スコッチ館1F / 092-262-0116 / 18:00~翌3:00(LO)(※売り切れ次第終了) / 日曜・祝日休み
熟成豚骨ラーメンやつまみをハイボールで流し込む!「ラーメン工房 にへい」
スタミナ皿うどんで名を馳せた「山ちゃんラーメン」跡地を元常連が引き継ぎオープン。豚骨ラーメンと中華料理の経験を積んできた店主の二川和孝(ふたがわ かずたか)さんが、夜は中華料理がそろう麺酒場スタイルで営業する。
細かく砕いた骨粉をたっぷりと含ませた特濃豚骨を煮出して作るスープは、ちゃんぽんや担々麺にも使う。「ホイコーロー」(400円)などの一品料理もあり、ほとんどが500円以下とコスパがいいのも魅力だ。アルコールメニューも豊富。
「ラーメン」(550円)は甘味のある濃厚豚骨スープと、佐賀の製麺所から仕入れる細ストレート麺の組み合わせ。別炊きした背脂を加えて、さらにパンチを出している。「酢豚」(500円)は程よい酸味のとろみあんで、ナスを加えるのがこだわり。ワンコインながら量も多く、白飯を付けて定食にする人もいる。
[ラーメン工房 にへい]福岡県福岡市東区土井1-2-5 / 092-410-1211 / 11:00~22:00(LO) / 火曜休み
【料金の表記について】当記事に掲載している価格は、2019年9月時点の消費税8%込みのものです。消費税率の改定なや店舗などの都合により、各種料金が変更されている場合があります。
九州ウォーカー編集部