江崎グリコの人気チョコレートブランド『神戸ローストショコラ』の新パッケージを神戸市、江崎グリコ、ナガサワ文具センター3者共同のコラボレーションした新企画『Feel 神戸キャンペーン』の記者説明会が9月18日(水)に行われた。
『神戸ローストショコラ』は2013年神戸市と包括連携協定を締結し『KOBE スペシャルPRパートナー』の第1号に認定されたチョコレート菓子。商品は神戸ファクトリーで製造され、デザインや味わいから『神戸らしい洋菓子』として人気を博している。
今回『Feel 神戸キャンペーン』では神戸の親しまれている『明石海峡大橋』『六甲山』『旧居留地』『中華街』『ハーバーランド』『北野異人館』の6景が描かれた新パッケージで登場。3者が協議して決定したこの風景は「他の地方の方でも知っている神戸の風景」をまずは優先しているのだという。
またこの風景は、映画『君の名は。』背景美術に携わったクリエーターのマテウシュ・ウルバノヴィチが、ナガサワ文具センター『Kobe INK(神戸 インク)物語』のインクを使用し描画している。マテウシュ・ウルバノヴィチはVTRで「学生時代住んでいた街で歴史的な建物がいっぱいあり、色が鮮やかでカラフルな面白い街だと思っていました。そんな自分の感じたことを皆さんに伝えたいという思いで描きました。『神戸ローストショコラ』と一緒に楽しんでください」と呼びかけている。
今回のパッケージデザインは表だけでなく、内側にも施されており、上部を切って裏返すとチョコや小物が入れられるバスケットになることも特徴。江崎グリコの小林正典氏は「お客様にはぜひ癒しの時間を神戸の港の汽笛が聞こえるような想像しながらどっぷりと神戸の街に浸かってほしい」と呼びかけている。また期間限定で三ノ宮駅などで広告が展開し「日本一、洋菓子にうるさい神戸の皆様へ。」という挑発的な文言も添えられている。小林氏は「人口当たりの洋菓子の店舗数が多い神戸のお客様、そんな舌の肥えられている皆様の舌を唸らせてみせます」と自信を持って紹介。「神戸は他の地域に比べ『神戸ローストショコラ』の知名度があり、多く食べていただいています。まず神戸市民の皆様を満足してもらうことができれば世界へ打って出ることができるチョコレートになるだろうと邁進してまいります」と話した。
ナガサワ文具センターの竹内直行氏も「神戸のファンとしてできることをしなければ」という思いで提携をしたのだと語り「文具だけではなかなか発信できることが限られているなか、今回の『神戸ローストショコラ』と一緒に企画していくなかで新たな発見につながりました」と述べる。竹内氏はマテウシュと話をしていくなかお互い神戸の街を歩くのが好きで趣味が合うと意気投合しており「厳選した15色のインクを選んで全ての絵も描いてもらい画風もこれまでにないもので素晴らしい方だと感じた」と彼を称賛している。
桜井賢太郎