実は高級マンション並み!? 上野動物園「パンダ舎」潜入レポ

東京ウォーカー(全国版)

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2月21日深夜に中国から上野動物園(東京都台東区)にやって来た2頭のパンダ、オスのビーリーとメスのシィエンニュ。さっそく日本中の注目を集めているが、東京ウォーカー編集部は2頭の到着に先立ち、ビーリーとシィエンニュが入る予定の「パンダ舎」に潜入した。2頭の来日に合わせて大リニューアルが施されたパンダ舎は、なんと“高級マンション並み”(?)に豪華な部屋!! 日本での新生活を始めるパンダ2頭の気持ちを探ってきた。

「パンダ舎」に潜入したのは、2月4日の午後2時過ぎ。記者2名とカメラマンの合計3名で、係員の説明を受けながら観客通路を通過し、「パンダ舎」内部へ。この観客通路は、混雑を回避するため3列に仕切られ、夏場の暑い時期にはミスト状の水が噴き出す仕組みになっていたりと、快適にパンダを観察できるように配慮されている。

通路を抜けると「屋外運動場」に到着。ここは、パンダが伸び伸び遊べる運動スペースで、アクリル板の仕切りの向こうから、観客が眺められるようになっている。ちなみに今回やってくるパンダは2頭とも5歳で“やんちゃ盛り”なお年頃。そんな元気いっぱいの2頭が思いっきり遊んでもOKなように、アクリル板の高さは何と3メートル以上もあるのだとか。

この「屋外運動場」は、“パンダ用通路”で「室内展示室」に繋がっている。「室内展示室」はパンダが実際に暮らす、いわば“パンダの部屋”。部屋は全部で4つあり、観客が中の様子を観察できる様に全面ガラス張りとなっている。室内は広々としていて、大きな部屋でおよそ8畳以上はある。ワンルームのアパートに暮らす記者の部屋よりも断然広い! しかも、ビーリーとシィエンニュの2頭で4部屋、つまり1頭が2部屋を使用することになり、合計16畳以上! 都内の一等地でのなんとも“セレブな生活”なのだ。

さらに驚くのは“床暖房完備”という点。部屋の手前の床にヒーターが内蔵されていて、冬はその上に座るととっても暖かい。ちなみに記者も体験してみたのだが、これが本当にポカポカして、思わず寝転がりたくなるほど。2頭がここでゴロゴロする姿はきっと愛くるしいに違いない。はやくそんな姿が見てみたい!

ちなみに、オスとメスはカップリングの日まで直接会わないよう区別されて生活するとのことで、基本的には“1頭暮らし”。慣れない異国の、広々とした“高級マンション”での“1頭暮らし”はちょっぴり寂しい気が…。だが、ともに5歳で、パンダにとっての“適齢期”でもあり、上手くいけばカンカン・ランラン以来の自然交配が期待できると言われている2頭だけに、ベイビーができて賑やかになったパンダ舎もぜひ見てみたい。

この「パンダ舎」で昨夜から新生活を始めたビーリーとシィエンニュは、健康検査と環境適応期間を経て、3月中にも一般公開される予定。パンダにも観客にも快適な、新しい「パンダ舎」で2頭が公開される日が待ちきれない! 【東京ウォーカー】

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