“マイ一味”や“マイわさび”など、常に辛味調味料を持ち歩いている辛いもの好きのみなさんはもうご存じかと思うが、今“辛すぎて市販できないタレ”を販売するサイト「激辛道場」が、コアなファンに支持を集めている。
「激辛道場」とは“焼肉のたれ”でおなじみの日本食研の通販サイト(http://shop.nihonshokken.co.jp/gekikara/)。その名の通り、“激辛”という突出した味覚に対する嗜好を満たすことを目的に、辛さはもちろん、おいしさも追求した商品を開発&販売しているのが最大のウリだ。
ここで販売している激辛商品は、1月14日に発売された新商品「激辛道場 キムチだれ」を加えて、現在8品。「激辛道場 焼肉のたれ」はもちろん、鍋料理やサラダのドレッシングとしても使える「ぽん酢柚子こしょう味」や「坦々ごまだれ」といったタレ(各700円)のほか、「同道場で最強の辛さ!」と店長も絶賛する「ビーフカレー(レトルトタイプ)」(500円)がラインアップされている。
サイト内に掲載された開発者コメントを読むと、販売にこぎつけた商品の開発がいかに困難を極めたかが伺える。最初は「今まで作っていたタレに辛さを足せばできると簡単に考えていた」そうだが、辛さを足しただけではうま味やコクが追いつかず薄っぺらい味に、うま味やコクを上げると辛さが物足りなくなるなど、試行錯誤の末、“おいしさを維持しながら度を越えた辛さ”に到達できたのだという。
さらに、同じくサイト内の“激辛掲示板”には、「食べた次の日のトイレがきついですよね…」「『炒めソース』を使った料理で辛党の主人を『ヒーハー』って言わせてやりました!!」といったユーザーのリアルな感想も続々到着。“辛い”という言葉が最高の賛辞として使われていることに加え、開発の段階で幾度となくダメ出ししてきた店長とユーザーのやり取りを見ているだけでも面白い。
今後も、ブレンド調味料を製造する企業の強みを生かし、調味料を中心にした“激辛商品”で全国の激辛党に挑み続けていくという同店。「“激辛”を謳う市販の商品では物足りない!」というツワモノは、ぜひこの道場に入門してみては?【東京ウォーカー】