つけ麺ブームの一翼を担ってきた「つけめん TETSU」(本店/文京区千駄木)は、焼き石を入れたアツアツ&濃厚な魚介トンコツスープと、モチモチ極太麺で、瞬く間に行列店に。2005年に創業して以来、この“アツアツつけ麺”で人気を博しているが、同店は昨年、横浜ランドマークタワーに六本木ヒルズと、観光名所に次々と出店。系列店の多い「TETSU」は、今年も快進撃を続けると見られ、目が離せない存在なのだ!
「つけめん TETSU」は、「スープが冷めやすい」というつけ麺の弱点を、焼き石を入れることで克服するなど、画期的なアイデアでつけ麺ブームの一大勢力に発展したラーメン店。他店でもIHヒーターや土鍋などを使って“つけ汁を冷やさないようにする”動きが拡大し、“アツアツつけ麺”の革命が起こったのだが、「TETSU」はその立役者といえよう。
ここの代名詞といわれる看板メニューは、その名も「つけめん」(800円 ※六本木ヒルズ店の価格)。オリジナル配合の小麦で作る極太麺の表面はツヤツヤで、食感はモチモチ。かむと小麦の風味が口の中に広がるのがポイントだ。また、粘度のある濃厚魚介トンコツスープは、ほんのりと感じる甘さと、あとを引くうま味が魅力。つけ汁が途中で冷めたら、焼き石を投入し、最後までアツアツのつけ麺を楽しむことができる。
ちなみに、記念すべき“グループ10店舗目”となった六本木ヒルズ店では、出店を機に、従来の0.5mm太くし、風味と食感を一層アップさせた“超極太麺”を採用。テイクアウトで100食限定となっているので、同メニューは話題性抜群だ。
また、同店のネクストブランドとして登場した「つけめん 102」に続き、昨年3月には、煮干しがテーマのサードブランド「江戸前煮干 中華そば きみはん」(東京・鴬谷)も登場。煮干しのうま味が凝縮したスープと、ユズの香り、スッキリとしたあと味で注目を浴びているという。
「つけめん TETSU」やその系列店は、それぞれが、ひと味違った美味しさを提案しており、ラーメン好きにもうれしいラインナップをそろえているが、2011年の「TETSU」はどのような快進撃を見せてくれるのか、今後の動向にも注目だ。【東京ウォーカー】