岡山県新見市の新見美術館で、11月17日(日)まで「培広庵コレクション 華麗なる美人画」が開催されている。
明治以降、「美術」という分野が生まれると、人物表現の代表的なテーマとして描かれるようになった美人画。日本独自のジャンルとして成立した美人画は東京、京都、大阪の三都を中心に、時代の影響を受けながら多様な展開を見せ、表現されてきた。
本展では、日本有数の美人画コレクターとして知られる培広庵コレクションから、美人画の巨匠と謳われた上村松園、鏑木清方、伊東深水、伊藤小坡、寺島紫明、北野恒富、島成園、紺谷光俊などの名品の数々を展観。一度は目にしたこともあるような名品も多く展示されるので、年代を問わず楽しめる。
担当者は「美人画の黄金期を築き上げた東西の巨匠たちが追求し続けた女性美を紹介します。会期中には、ゲストを招いたギャラリートークや、元資生堂シニアビューティーディレクター兼SABFA校長の富川栄氏による講演会とメイクアップ教室も開催します」と会期中の催しについて教えてくれた。
美人画がずらりと揃う「培広庵コレクション 華麗なる美人画」。ぜひ会期中に訪れ、美人画の魅力に触れてみよう。
ウォーカープラス編集部