江戸時代の肥前磁器を堪能 佐賀県立九州陶磁文化館で「今泉吉郎・吉博コレクション」開催

東京ウォーカー(全国版)

佐賀県西松浦郡有田町の佐賀県立九州陶磁文化館で、10月5日(土)から11月24日(日)まで、寄贈記念「今泉吉郎・吉博コレクション」開催される。

「染付山水文輪花大皿」(重要文化財)産地/肥前・有田、年代/1640~1650年代、佐賀県立九州陶磁文化館所蔵、今泉吉郎氏寄贈


肥前磁器研究家の今泉吉郎氏とその子息の吉博氏から、同館に寄贈された貴重なコレクション101点を展示する。江戸時代前期の有田焼を中心に、鍋島焼や波佐見焼など質の高い肥前磁器が見られる。

【写真を見る】「染付鵲(かささぎ)文皿」 産地/肥前・有田、年代/1660~1690年代、佐賀県立九州陶磁文化館所蔵、今泉吉郎・吉博コレクション


担当者は「去年100点のコレクションを寄贈いただいたことを記念して、昭和60年(1985年)に寄贈され、国の重要文化財にも指定された作品を合わせた101点を展示します。17世紀の有田(窯)を中心に、初期色絵様式や佐賀藩の御用窯である鍋島藩窯の製品なども含むコレクションです。親子2代の情熱と鑑識眼により集められた質の高さと、学史的にも重要な肥前磁器の数々をご堪能ください」と注目ポイントを話す。

有田焼など貴重な焼き物が揃う新収蔵品展。学史的にも重要な品々を見に行こう。

ウォーカープラス編集部

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