<ラーメンWalker九州初掲載> 涙が出るほど旨い“感涙らぁめん”佐賀市・一休軒 呉服元町店編

九州ウォーカー

数千軒にも及ぶ取材を敢行してきた「ラーメンWalker九州」だが、こと、ラーメン大国・九州においては掲載したことのない名店がまだまだたくさん眠っている。ラーメンを愛してやまない“有識者・エリア百麺人”が、涙が出るほど旨いと豪語するとっておきの一軒を紹介する。今回は佐賀市呉服元町にある「一休軒 呉服元町店」。

佐賀の人がほっとする味に個性を足して進化した一杯


とろみのあるスープだが、あっさりした風味の「ラーメン」(600円) / 一休軒 呉服元町店


【写真を見る】ラーメンに意外と合う!店長自ら発案した、サイドメニューの「いなりずし」(200円) / 一休軒 呉服元町店


佐賀市・若楠にある「一休軒」で修業したのち、屋号をもらって店をスタートした「呉服元町店」。そこで店長を務める時吉 学さんは、習得した味を継承しつつ、独自性も追求していると評価されている。

豚の頭とゲンコツをじっくりと煮込む / 一休軒 呉服元町店


スープは佐賀・長崎県産の豚の頭とゲンコツを2:1で炊き上げ、薄口醤油と塩、ラードのみで味を調えるシンプルさだが、炊き方には情熱を注ぐ。使う釜は3つ。2番釜で毎日仕込み、1番釜に注ぎ足し、本釜に移したスープを使い切れば、その日の営業は終了する。

仕込みには開店前に4時間、閉店後に4時間を費やす / 一休軒 呉服元町店


麺は王道の細ストレート / 一休軒 呉服元町店


無料の紅生姜、高菜、キュウリ漬け / 一休軒 呉服元町店


「スープは生きものだと思っています。生み出したその日に使い切るのがベスト」と、時吉さんは言う。チャーシューは佐賀県産の豚肩ロースをスープで煮込み、醤油ダレに漬け込み、修業先と同じ手法で作る。細ストレート麺は、時吉さんの個性を出すべく、吟味の末に選択したものだ。トッピングには有明の海苔、そしてみずみずしく香り立ち、食欲を強く刺激するネギがのる。

どこか懐かしさを感じる看板 / 一休軒 呉服元町店


店先の看板にあるように、どこか懐かしく、ほっと“一休み”できる味。だが麺をすすった時には、ハッとする新しさを感じるはずだ。

「一休軒 呉服元町店」の基本情報をチェック!


「一休軒 呉服元町店」の外観


ロッジ風のスタイリッシュな外装が目を引く、“佐賀ラーメン”が人気の店。スープの製法は“取り切り”スタイルをとる。店で仕込んだ煮玉子入りのラーメン(700円)も評判。

[一休軒 呉服元町店]佐賀県佐賀市呉服元町1-8 / 0952-27-2180 / 11:00~16:00、土曜~21:00、日曜・祝日~18:00※スープがなくなり次第終了 / 木曜休み

【料金の表記について】当記事に掲載している価格は、2019年9月時点の消費税8%込みのものです。消費税率の改定や店舗などの都合により、各種料金が変更されている場合があります。

九州ウォーカー編集部

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