祈願の矢を放つ「高山やぶさめ祭」が鹿児島県肝付町で開催

東京ウォーカー(全国版)

伝統行事の流鏑馬(やぶさめ)にちなみ、鹿児島県肝付町の四十九所神社周辺と町中心部に位置する高山橋河川敷広場などで「高山やぶさめ祭」が10月20日(日)に開催される。

町中心部で行われる武者行列パレード写真は主催者提供


鎌倉時代に始まった流鏑馬は、国家安泰、五穀豊饒、悪疫退散を祈願する年占い。肝付町では毎年選ばれた中学2年生の男子が射手を務め、狩衣装束にあやい笠を纏い、約330メートルの馬場を3回駆け抜けて合計9本の矢を放つ。選ばれた射手は、約30日間毎日稽古を続け、祭りの2日前から宮篭りし数々の儀式を経て本番にのぞむ。

祭りは開会式を皮切りに、午前中には魚のつかみ取りや肝付町特産品の販売、各種ステージショーが催されるほか、武者行列パレードが町中心部で繰り広げられ、午後からは一番の見どころである流鏑馬奉納が行われる。

【写真を見る】この年に選ばれた者が駆ける馬にのって祈願の矢を放つ写真は主催者提供


また、前日の19日(土)には「高山やぶさめ祭花火大会」が行われ、肝付町は2日間祭り一色に染まる。年占いの緊張感あふれる流鏑馬や武者行列パレードなど、見どころ満載の「高山やぶさめ祭」に出かけよう。

ウォーカープラス編集部

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