芸術家たちの創作の源泉、京都・嵐山に福田美術館がオープン!嵐電では開館記念車両も登場

関西ウォーカー

古来から芸術家たちが作品を生み出す源泉の地となった嵐山に10月1日(火)から新たにオープンする福田美術館。

京都・嵐山に福田美術館がオープン


そんな美術館の誕生にあわせて同美術館が収蔵する数々の名画の装飾が施された車両『嵐電 MUSEUM TRAIN「走る美術館」』が10月1日(火)から2020年1月13日(月・祝)まで期間限定で運行開始される。9月30日(月)には嵐電嵐山駅で運行開始記念式が開始された。

嵐電に記念装飾の車両が登場


車内にも美しく施されている


福田美術館は「100年続く美術館」をコンセプトした美術館。開館記念の『福美コレクション展』では俵屋宗達や尾形光琳の琳派、狩野山楽、狩野探幽などの狩野派、円山応挙、長沢芦雪、呉春などの円山四条派など江戸時代の絵画から、竹内栖鳳、上村松園など明治以降に活躍した画家たちの名品を一挙公開されている。

嵐山駅で運行開始記念式が行われた


開館記念・福美コレクション展の数々


嵐電嵐山駅で行われた記念式では川畑光佐館長が挨拶。「私の父が『美術館を建てよう』と決意したのは約15年前でございます。事業を続けてこられたのは地元の方の支持があればこそという思いから何らかの形で社会貢献できないか考えておりました折に、ありがたいことにこの嵐山の地にご縁を頂戴することができました」と開館に至った経緯に感謝を述べ「竣工の日まで紆余曲折いろいろありましたが、皆様のおかげで10月1日にオープンを迎える運びとなりました。またこのように素晴らしい『嵐電 MUSEUM TRAIN「走る美術館」』」の京福電鉄さまの多大なるご協力のもと運行していただけることこんなに嬉しいことはございません」と装飾の施された車両を絶賛し嵐山の発展に協力していきたいと締めくくった。

嵐山で名画を堪能しよう


名画をモチーフにしたグッズも充実


嵐山の景観にぴったりな佇まいの美術館


京福電鉄の岡本光司会長は「外装だけでなく車内でも楽しんでいただける『嵐電 MUSEUM TRAIN「走る美術館」』。ぜひ福田美術館の開館を一緒に盛り上がっていければ」と紹介。「嵐山は外国人観光客の方が増えている人気観光地で、そのなかに日本の絵画を紹介する美術館ができたことを大変心強く思っております。掲げられている『100年続く美術館』とは言わず永遠に続いていくような、この地に無くてはならない美術館になるようになっていただきたい」と応援している。

●福田美術館DATA

住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16

料金:一般・大学生:1,300(1,200)円、高校生:700(600)円、小中学生:400(300)円

障がい者と介添人1名まで:700(600)円、福田美術館・嵯峨嵐山文華館 二館共通券:2,000円

開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで

休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始

アクセス:嵐電嵐山駅より徒歩4分

桜井賢太郎

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