出品点数を増やした拡大版の「平木コレクション にゃんとも猫だらけ」が山口県立萩美術館で開催中

東京ウォーカー(全国版)

山口県萩市の山口県立萩美術館・浦上記念館で11月17日(日)まで、「平木コレクション にゃんとも猫だらけ」が開催されている。

愛嬌のある猫たちが描かれる写真は主催者提供


中国から渡来し、唐猫と呼ばれ貴族たちに愛玩されて以来、猫は様々な文芸や絵画に取り上げられてきた。江戸時代になると、鼠よけとして広く飼われるようになり、庶民にとっても猫が身近な存在になっていく。人々に愛された猫は、浮世絵版画にも多く描かれ、女性と戯れる日常の姿、時には擬人化された姿で可愛らしさを発揮した。

本展では、そんな浮世絵版画に描かれた猫たちを、近年の猫美術展ブームの火付け役である平木コレクションによって紹介。大人から子供まで、幅広い層で楽しめる。

【写真を見る】一体何匹の猫が描かれているのだろうか? 考えながら見る展示も楽しい写真は主催者提供


担当者は「本展は、前半・後半で展示する作品の雰囲気がガラリと変わります。会期前半の<抱かれ猫の段>では、美人に抱かれる猫、美人のそばで自由気ままにふるまう猫の姿を楽しめます。絵の中の人間と猫の微笑ましい関係に、ほっこり共感しながらご覧いただければ嬉しいです。そして、後半の<大騒動の段>は化け猫たちが主役です。なんだか怖いけれど、見てみたい気もする化け猫。江戸の人たちはどのように描いたのか、ぜひ会場でご覧ください」と来館を呼びかける。

前半・後半の両方見たい魅力的な「にゃんとも猫だらけ」。前半に訪れた人も、10月18日(金)から始まる後半の<大騒動の段>に行こう。

ウォーカープラス編集部

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