ショウガブームが追い風に!女性客で混み合う“生姜醤油ラーメン”

東京ウォーカー

冷えにいいとされ、今やドリンクやカップスープにも取り入れられているショウガだが、ついにラーメン界にも“ショウガブーム”が到来! 新潟ラーメンの「我武者羅(がむしゃら)」など、今都内では、醤油ラーメンにショウガを効かせたラーメンを出す店が急増し、若い女性を中心に支持を得ているのだ。

長岡系ラーメンを出す「我武者羅」(東京・幡ヶ谷)では、昨年5月より「生姜醤油らぁ麺」(680円)を販売。もともと、鯛を使ったラーメンをリニューアルしたこともあり、発売当初は中高年の客が多かったが、徐々に女性客が増加し、今では1日の来店客の約6割が「生姜醤油らぁ麺」を注文すると、店主の蓮沼さんは話す。

「生姜醤油ラーメンは、もともと新潟県長岡市発祥です。脂と醤油味のうま味が詰まったスープに、香りもしっかり分かるほどショウガを入れたラーメンのことを“長岡系”と呼んでいますが、実は、この味は昔の東京ラーメンにも似ているんですよ。そのため、中高年層の方には“懐かしい味”と、好評ですね」と、蓮沼さん。加えて、かつての時代を知らない若い女性客にとっては“新しい味”として認知されているとも。

「今注目されているショウガの効能がきっかけで、女性のお客さんが増えています。若い世代には、ショウガが効いた醤油ラーメンの味は、“新しい”と感じるようです。もともと、寒い地域で生まれたものなので、体が温まりますしね」(蓮沼さん)との言葉どおり、味もさることながら、効能も女性の心を捉えているようだ。

都内では、この「我武者羅」以外にも、「青島食堂」(東京・秋葉原)や、肉そばで有名な「NEW OLD STYLE肉そばけいすけ」など、ショウガを効かせたラーメン店が続々と登場している。「濃厚」「淡麗」に続き、今度は「生姜醤油」がブームを巻き起こすか、今後の展開が楽しみだ。 【東京ウォーカー】

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