平家の末裔「鶴富姫」と源氏の武将「那須大八郎」との悲恋物語を題材にした、村おこしのまつり「椎葉平家まつり2019」が11月8日(金)~10日(日)の3日間、宮崎県の椎葉村で開催される。
「椎葉平家まつり」は毎年11月第2週の金、土、日の3日間に行われ、人口3000人に満たない村に観光客2万人を集める人気のまつりだ。
初日の8日(金)には、鶴富姫の慰霊と椎葉平家まつりの安全を祈願し、「鶴富姫法楽祭」が実施される。鶴富姫が鶴富屋敷から大八郎の待つ陣屋敷へと向かい、つかの問の逢瀬がかなった後、神事、琵琶演奏、神楽などが行われる。
また、9日(土)と10日(日)にはメインイベントとして「大和絵巻武者行列・郷土芸能パレード」が行われる。宮崎学園高校吹奏楽部、稚児行列、民謡会、地域婦人ひえつき節踊りに加え、平家方(鶴富姫をはじめとする平家の公家侍女一門)や源氏方(源氏の武将・那須大八郎率いる坂東武者)といった、総勢約300人による平安絵巻を思わせるパレードが楽しめる。
その他、むらおこし物産カーニバルや、ご当地グルメ展など催し物が盛りだくさんだ。さらに、10日(土)にはスペシャルゲスト「北山たけし」のコンサートも行われる。
秋深まる椎葉村の「椎葉平家まつり」に出かけて、平安絵巻を体感しよう。
ウォーカープラス編集部