蕎麦呑みに合わせる酒は、季節や好みで選んでOK!今回は、福岡の酒自慢の店でイチ推しの取り合わせをナビゲート。
九州の食材と全国の銘酒に酔う「石挽き手打ち蕎麦 地酒 木曽路」
蕎麦鑑定士1級と唎酒師(ききざけし)の資格をもつ宮﨑 猛さんが父と営む「石挽き手打ち蕎麦 地酒 木曽路」。蕎麦は農家より玄蕎麦を直接仕入れ、毎日使う分だけを自家製粉。自らも畑仕事に参加して、生産者と共に土地の味を届けることに心を砕く。平日昼は日本酒などが100円引きとなるサービスも。
[石挽き手打ち蕎麦 地酒 木曽路(きそじ)]福岡市中央区荒戸1-10-13 / 092-712-8253 / 11:00~15:00、17:30~21:30(LO各30分前) / 日曜休み
香る骨酒と蕎麦店ならではの肴を「寿邸なかむら」
北海道幌加内(ほろかない)産の挽きぐるみの蕎麦粉で手打ちする二八蕎麦に加え、和食の料理人が手がける一品料理も多彩にそろう「寿邸なかむら」。名物は、鶏とエビのすり身に蕎麦をまぶして蒸した「蕎麦焼売」(500円・税込)。常時30種類ある全国の銘酒のほか、焼いた鯛のアラを入れた燗酒「真鯛の骨酒」(1合900円・税込)もある。
[寿邸(じゅてい)なかむら]福岡市中央区渡辺通2-3-27 / 092-731-4501 / 11:30~15:00、17:30~23:00(LO各60分前) / 日曜、祝日休み
ワインで、取り合わせの妙を楽しむ「蕎麦前 出谷右衛門」
店名に「蕎麦前」を掲げるとおり、酒が進む肴がズラリと揃う「蕎麦前 出谷右衛門」。茨城県産の蕎麦の実「常陸(ひたち)秋そば」やヴィアザビオのオーガニックチーズ、産直の有機野菜など素材を厳選する。日本酒のほか国内外の自然派ワインもそろい、新たな蕎麦呑みの楽しみ方を教えてくれる。
[蕎麦前(そばまえ) 出谷右衛門(でやえもん)]福岡市中央区大手門3-1-15-1 / 092-725-1789 / 17:00~翌1:00(LO24:00) / 日曜休み
多彩な酒とアテを自由に組んで「赤坂けやき通り むらた」
福岡における“蕎麦屋酒”の先駆けである「信州そば むらた」の姉妹店。十割、田舎、二八などの蕎麦に加え、蕎麦前にも関西で研鑽した店主のセンスが光る。「日本酒が苦手な方も蕎麦呑みを気軽に」と、蕎麦湯割りや日本ワイン、サワーをそろえ、身構えずに立ち寄れる。
[赤坂けやき通り むらた]福岡市中央区赤坂3-9-28 / 092-731-5515 / 11:30~15:00、17:30~21:30、土曜・日曜・祝 日11:30~21:30(LO各30分前) / 月曜休み(祝日の場合営業)
九州ウォーカー編集部