東海地方では(失礼ですが)そんなに有名ではないのに、遠方から女性参拝者が次々と訪れる小さなお寺があります。お寺の方いわく「全国から女性が参拝に来ます。遠くは沖縄から来られた女性もいました」とのこと。その理由は、はこの寺に祀られている姫にまつわる、こんなストーリーにありました。
平安時代初期、豪族にさらわれた姫は、その豪族の妻や召使からひどい虐待を受けます。ある雨の日、菜の花を摘みに行った姫はお堂もなく雨にさらされていた仏像を発見。ふびんに思った姫は自らのかさを脱いで、その仏像にかけてあげました。そんな信心深い姿や虐待に耐えていた様子が、時の権力者であり関白だった藤原基経の三男・兼平の目に止まり、2人は結ばれて幸せに過ごしたそうです。晩年、自らの「玉の輿」的な幸せを振り返った姫は、キッカケとなった地に広大な観音堂やお堂を建立。それが現在でも有名な、とある寺院として広がったとか。
あれ? どこかで似たような話を聞いたことはありませんか? そう、女性なら誰もがあこがれるシンデレラの話にそっくりなのです。そんな日本版シンデレラ・玉照姫の御利益にあやかろうと、きょうも数多くの女性が参拝に訪れているのです。
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