NHKの人気子ども番組「天才てれびくん」の舞台、「天才てれびくん The STAGE~てれび戦士REBORN~」<2020年1月23日(木)~26日(日)東京・ヒューリックホール東京にて、2月1日(土)~2日(日)大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール>に、大人になった「てれび戦士」として出演する鎮西寿々歌さんに、舞台に向けての意気込みを聞かせていただきました。
当時のテレビ出演と同じように、今度は舞台で演技して歌ってダンスできるというのが感慨深い
――27年間も愛されているNHKの人気子ども番組「天才てれびくん」の舞台化で出演が決まったときのお気持ちを教えて下さい。
【鎮西寿々歌】テレビの中の「天才てれびくん」が、テレビを抜け出して舞台化されるとは驚きました。私が出演していた当時、夏のイベントで演技と歌とダンスをやらせていただいたことはありましたが、あれから10年経った今、こうしてまた「てれび戦士」として当時と同じように、舞台で演技して歌ってダンスできるというのがとっても感慨深くてうれしくて感謝の気持ちでいっぱいです。
――今回演じる役について、改めて教えてください。
【鎮西寿々歌】大人になった「てれび戦士」として出演します。私が出演していた当時に歌っていた曲を歌うかもしれません! 今回は殺陣やアクションにも挑戦する予定です! これまで他の舞台で武器を持たないアクションは少しやったことはありましたが、殺陣に関しては初めて…かな? 戦うことにはものすごい憧れがありますのでうれしいです。
――殺陣にも挑戦されるということで、これから演技指導を受けたり、なにかトレーニングを始めたりされるのでしょうか。
【鎮西寿々歌】はい。すでにアクションのレッスンを受けたりしています。実はこれまでキックボクシングをやっていたんですが、最近ちょっとやめていたので、舞台に向けてまた始めてみようと思います。
――キックボクシングをやられていたんですね。やめてしまった理由は何かあったのでしょうか。
【鎮西寿々歌】先ほどもお話ししましたが、戦うことにすごい憧れがあるのですが、キックボクシングではどうしても怪我などの心配もあり対面で戦うことができなかったんです。対面ならではの、相手の攻撃に合わせて、技を返すみたいなものがサンドバック相手ではできないのでやめてしまいましたね。コーチからはハイキックが決まったときなどに「筋がいいね」と言われてました(笑)。
世代を超えた「てれび戦士」が集まってひとつの舞台を作るということが見どころ
――演じる上でどんなポイントを意識されましたか。
【鎮西寿々歌】当時「天才てれびくん」に出演していたときは、何かになりきるというよりはそのまま自由にありのままの私として出演していました。今回の舞台は「記憶を失って、やる気がないアナウンサー」の私が「てれび戦士としての記憶を取り戻して戦っていく」という設定で演じます。そこはテレビ出演していたときの私との大きな違いですので、そこをしっかりと見せたいと思っています。
――作品の見どころについて教えて下さい。
【鎮西寿々歌】27年間の番組の歴史のなかで、世代を超えた「てれび戦士」が集まってひとつの舞台を作るということが見どころだと思います。
大人になって、日々の生活に追われてしまって、現状維持で守りに走ってしまって、チャレンジすることを忘れたり、億劫(おっくう)になることもあると思うんですけど、若いときにあったパワーや、何かを変えていかなければならないというエネルギーを感じさせるシーンがあるので、そこに注目して欲しいです。
この舞台を通して、テレビにまた興味を持ってくれる人が増えたらいいと思います
――改めて舞台の魅力について聞かせて下さい。
【鎮西寿々歌】関東や関西など演じる場所によっても違いますし、お客さんと一緒に作っていくのが舞台の魅力だと思います。お客さんに受けたり、滑ったりするのも楽しいなと思います。
毎回、違うものをお客さんに見せたり、またお客さんから見せてもらったり、その生の感じというのがいいです。
――先日、ガールズワードにも出演されていましたが、今後の芸能活動について教えて下さい。
【鎮西寿々歌】女優さんはもちろんがんばります。今はファンの方が見たい私をいろいろ見せて、何にでも挑戦してがんばりたいなと思っています。なかでも、歌ったり踊ったりすることがいちばん楽しいので積極的にやっていきたいです。
後は、子どもたちに何か伝えられる絵本とかを出してみたいです。絵はめちゃめちゃ下手ですけど、子どもたちが泣かない程度の絵は書けますので!
――最後にひと言お願いします。
「テレビ離れ」と世間では言われていますので、この舞台を通して、テレビにまた興味を持ってくれる人が増えたらいいと思います。
撮影=槇野翔太
ウォーカープラス/野木原晃一