約1500種ものサボテンや、カピバラ、チンパンジー、カンガルーといった約120種の動物たちと間近で触れ合える人気スポット・伊豆シャボテン動物公園にて、11月23日(土・祝)~2020年4月5日(日)までの間、「元祖カピバラの露天風呂」を開催。平日は1日1回、土・日・祝と冬休みおよび春休み期間は1日2回、カピバラたちがお湯に浸かって気持ちよさそうにくつろぐ様子を見ることができる。
同園では1966年に、当時の国内では珍しいカピバラの飼育を開始。1982年の冬、飼育スタッフがお湯を使って展示場を掃除していたところ、湯だまりに足や尻を浸けてリラックスするカピバラたちの姿に気づき、偶然カピバラが“風呂好き”だということを発見したという。以来37年間、 冬季限定で「カピバラの露天風呂」を開催し、今では“伊豆の冬の風物詩”として多くの人々から親しまれるイベントに。元祖と言われる同園には、至福の表情を浮かべるカピバラたちの姿を一目見ようと、毎年大勢の観光客が足を運んでいる。
通常の露天風呂のほか、土・日・祝には「だいだいの湯」「リンゴの湯」「バラの湯」「洋らんの湯」など、湯船に花や果実を浮かべる「変わり湯」を、冬至の時期には「カピバラのゆず湯」を実施予定。さらに、「もっと!じょいふる『湯あみ”YOU&ME”』」と題して、さまざまなイベントも用意。キュートなイラストで、カピバラやげっ歯類の動物について楽しみながら学べるビンゴゲームや、園内に設置された「お題写真」にセリフを付ける「カピバラほっこり大喜利」など、カピバラの魅力をとことん堪能できる企画が目白押し。また、カピバラ好きや動物好きはチェックしておきたい関連グッズも続々登場中だ。
ネズミのシンボルとも言える長いしっぽは持たないが、世界最大のげっ歯類であり、実はネズミの仲間だというカピバラ。来年2020年のネズミ年にちなんで、この冬は“世界最大のネズミ”カピバラに会いに行ってみよう。
佐藤理沙子