“地元愛”をCMで表現!「JIMOT CM COMPETITION」グランプリに沖縄県

東京ウォーカー(全国版)

3月23日、「第3回沖縄国際映画祭」プログラムの一環として「地域発信型プロジェクト JIMOT CM COMPETITION」の上映イベントとグランプリ作品の発表が沖縄コンベンションセンターで行われ、コザインフォメーションのチーフディレクター・鈴木雅子さんが発案し、ガレッジセール・川田が出演した沖縄県がグランプリに輝いた。

「JIMOT CM COMPETITION」は、地元に人を呼び、地元を「LAUGH&PEACE」にする“ナンバー1”CMを決定する映像コンテスト。世界中から、地元愛にあふれ、地元の魅力を伝えるCMのアイデアを募集し、そのアイデアを寄せた人に吉本興業が協力して“JIMOT(地元)CM”を共に制作、グランプリを競うもの。アイデアシート形式で計565通の応募があり、その中からノミネートアイデアに選ばれた10組と吉本芸人が“JIMOT CM”10本を制作した。

上映イベントは陣内智則らの司会で進行、会場には応募者と吉本芸人がそろって登場し、撮影エピソードを披露した後、メーキング、CM本編の上映へ。撮影を通じて交流を深めた応募者と吉本芸人のトークは弾み、ダイノジ、サバンナ・八木真澄、インパルス・堤下敦らは軽妙なボケとツッコミでイベントを盛り上げた。

この10作品は同映画祭ホームページで公開されており、視聴した一般の方の投票でまずは上位2作品に絞られる。そして上映後に審査員5人(47CLUB・栗田健一郎社長、じゃらん・小田展正編集長、舞台演出家・平田大一、トータルテンボス)が最終投票を行い、グランプリが決まる仕組みだ。

最終2作品に残ったのは、はんにゃ・金田を起用して犬山城をPRするCMを制作した愛知県犬山市と、ガレッジセール・川田の出演で沖縄県コザの魅力を映像に包み込んだ沖縄県の2組。この発表を受けて、堤下は「ヤラセかっ! 地元の沖縄県と人気者の金田の愛知県が残るなんておかしいよ!」と出身地の神奈川県びいきのツッコミを入れていたが、犬山、沖縄のCMは審査員も感心するクオリティーの高いものだった。

5人の投票の結果、見事グランプリに選ばれたのは沖縄県。アイデアを立案した鈴木雅子さんはコザの町おこしに奮闘している女性。鈴木さんは、このグランプリを受けて「賞金は福島県のいわき市でボランティアに頑張っている人に届けたい」と熱い思いを口にし、「(鈴木さん同様に町おこしにいそしむ)いわき市の旅館の方々がこの2月、沖縄へいらしたんです。いわき市の“オンパク”イベントが始まってすぐに震災が発生してしまって…」と仲間の窮状を憂いながら、強く大きく励ましのエールを送った。【東京ウォーカー】

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