「笑顔の素敵な女性」「笑顔を届けられる女性」の発掘を目的に令和No.1の女性タレントを育成を目的に、よしもとグループが主催するオーディション『美笑女(びしょうじょ)グランプリ』決勝戦が、11月16日に大阪城公園にあるCOOL JAPAN PARK OSAKAで行われ、応募総数2307名の中からファイナリスト9人が登場し、グランプリを争った。
今回司会を務めるアキナ、NMB48の渋谷凪咲、さらにテレビ番組『マンモスター+』(MBS)でファイナリストたちとロケを共にしたNON STYLEの井上裕介が応援サポーターとして登場。彼女たちを間近で見守ってきた井上は「9人とも素晴らしいので、グランプリの1人に選ぶことはできない」ともどかしい心境を口にする。
今回、品川ヒロシ、乙葉が特別審査員として登場しイベントがスタート。決勝戦まで勝ち残った植木紗羅良、岡村佳恵、可知紅葉、神田葉月、佐藤綾香、高野渚、三宅志奈、山田梓帆、山中遥希の9人は歌、ダンス、ものまねなど何でもありの『自己PRタイム』、アドリブ力も試される『演技審査』、10年後の自分へと向けた『手紙朗読』の3種類の審査を披露する。
『自己PRタイム』では山中遥希は『クレヨンしんちゃん』『ローラ』のものまねを入れながらの自虐ネタを披露。PR終了後には「途中でネタが飛んでしまった」と後悔するも、それを感じさせないトークでリカバリー力を見せつける。
また、佐藤綾香は「これといった特技がないの」と当日暗記したという円周率50桁を暗唱。グランプリに出場した理由が「吉本興業の社員になりたい」だと話す彼女に、品川からのツッコミが入る。「できれば女優もしてみたい」という佐藤に品川は「あわよくばという舐めてる加減が面白い。実際吉本の新入社員も舐めてますよね」と暴露し、アキナから静止を静止が入り笑いが起こる。
高野渚は登場して、何も言わずにダンスを披露。その完成度に品川は「普通は一言挨拶して会場の空気を掴んでから始めるのに、いきなりダンスをしてパフォーマンスの自信が窺える」と大絶賛。品川庄司がM-1に出た時を振り返り「つかみとしてマクラをし、逃げたことを後悔してる」と話し笑いを誘った。
全ての審査が終わり審査発表。高いレベルの争いにグランプリだけでなく『審査員特別賞』『準グランプリ』の枠も設けられ、『審査員特別賞』は山中遥希と岡村佳恵が『準グランプリ』は佐藤綾香がそれぞれ受賞。そして『グランプリ』には高野渚が選ばれグランプリのトロフィー、マント、ティアラが与えられた。品川は「全ての審査に高いパフォーマンスを披露し人々を笑顔にできる」と話し、審査員の全会一致で決まったという。女優を目指しているという高野は「素直に嬉しくて驚いています。グランプリを獲ったからには令和で一番になりたいです」と口にする。
終了後、取材で井上は「舞台上では凛とした姿で受け答えしてましたが、袖に入った途端ウルっときてる姿が印象的でした。お客さんの前で涙を見せまいともう自然と女優業をこなしてる」と絶賛。そんな高野は「女優だけじゃなくいろいろなジャンルの仕事に挑戦したいです。杉咲花さん、二階堂ふみさんに憧れていて、そんな自然な演技ができたら」とこれからの抱負を口にした。
桜井賢太郎