長州のエリートを育成した明倫館の歴史に触れられる特別展が山口県の萩博物館で開催中

東京ウォーカー(全国版)

山口県萩市の萩博物館で2020年1月5日(日)まで、創建300年記念特別展「長州藩校 明倫館―武士たちの学び舎―」が開催されている。

扁額「明倫舘」(享保4年製)写真は主催者提供


2019年は、長州藩の藩校「明倫館」創建から300年を迎える記念の年。1719(享保4)年に開校した明倫館は、長州藩の未来を担う優れた人材を育成することを目的とし、毛利家家臣の子弟教育のために第5代藩主である毛利吉元が創建した藩校。1849(嘉永2)年の移転と拡充を経て、明治初期まで存続された。本展では、江戸時代を通じて多くの人材を輩出した明倫館を、現在に伝えられた資料を通して紹介。長州藩の「人づくり」に迫るもので、大人も子供も観覧を楽しめる。

【写真を見る】貴重な資料を数多く展示する写真は主催者提供


担当者は「藩校について、『耳にしたことはあるけどよくは知らない』または『漠然と武士たちの学校というイメージをもっている』という方が多いと思います。その実態が一般にはなかなか浸透していない藩校。そのひとつである長州藩校明倫館について、数多くの実物資料を用いて実像を描き出します。この展示をみれば明倫館のことがよくわかること間違いなし。多くの方にぜひご来館いただき、明倫館の歩んだ歴史をご体感いただきたいと思います」と魅力を話す。

初公開を含む約90点の実物資料が展示される特別展。まだ訪れていない人はぜひ訪れよう。

ウォーカープラス編集部

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