日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を迎えた2019年。その終わりにふさわしいスペシャルニュースが飛び込んできた。松屋銀座の地下1階にある「ブルガリ イル・チョコラート」では、ムーミンとコラボした「ブルガリ イル・チョコラート ムーミンエディション」を12月6日(金)から販売する。第1弾は12月25日(水)のクリスマスまで、第2弾はその翌日12月26日(木)から2月14日(金)のバレンタインデーまで、期間限定での提供となる。イタリアの高級ブランド「ブルガリ」とフィンランドの人気者「ムーミン」がコラボして日本で販売するチョコレートとは、いったいどんなものなのか。
ブルガリとムーミンが夢のコラボに至ったワケ
今回のコラボは、松屋の子会社である北欧の専門商社「スキャンデックス」がムーミンのグローバルライセンスを取得し、そのライセンスビジネスに参入したことに端を発している。同社は第1弾、第2弾として、来年創業150年を迎える松屋銀座の食品に照準を定めた。かわいいだけではないムーミンの魅力を伝えたいと考え、その思いを共感できるブランドとのコラボを模索した結果、世界トップブランドであるブルガリとの夢のコラボが実現した。
新フレーバー4種にはキャラクターや物語から生まれたものも
ムーミンといえば、日本でもさまざまなキャラクターの愛らしい姿が幅広い層に人気。しかし、今回のコラボでは「Moomin Art and Culture」をコンセプトに掲げ、作者トーベ・ヤンソンのアート性を大切に、原作の世界観を表現している。「ブルガリ イル・チョコラート」のメートルショコラティエが、キャラクターの性格やかもし出す個性、物語からインスピレーションを受け、フレーバーを選択。既存のフレーバーに加えて、新たに4種のフレーバーを開発した。
素材にも一工夫が。通常「ブルガリ イル・チョコラート」では、イタリアの食材と日本を意識した素材を使用するが、今回はキャラクターとのコラボが初めてということもあって新たな試みがたくさん。新フレーバーの一つであるムーミントロールは、みんなに愛される優しい男の子がモチーフということで「バナナ味」に。果実の風味を生かしつつ、キャラメルのミルクチョコレートガナッシュをビターチョコでコーティングし、ラム酒を加えている。新フレーバー4種が食べられるのはムーミンエディションだけなので、確実に手に入れて。
第1弾・第2弾の全ラインナップを紹介
「ムーミンエディション」では、チョコレートジェムズ「ピスタチオ」とムーミンキャラクターの2個入セット(全5種 3500円/税込)と5個入セット(1種のみ 6500円税込)を用意。第1弾と第2弾では、一部を除いてキャラクターもフレーバーも入れ替えになる。
第1弾の5個入セットに登場するのは、ムーミントロール(バナナ)、スノークのおじょうさん(ラベンダー&ソルト)、スナフキン(スモーキーラズベリー)、スニフ(ヘーゼルナッツ&コーヒー)、おしゃまさん(リコッタチーズ&ドライフルーツ)。
第2弾は同じくムーミントロール(バナナ)、ムーミンママ (ラベンダー&ソルト)、ムーミンパパ(コーヒーブランデー)、ちびのミイ(山椒&アーモンド)、ミムラねえさん(バルサミコフィグ)というラインナップ。注目の新フレーバー4種はじめ、どれもアート性が高く美味なので、お見逃しなく。
気になる第1弾のスタートは、フィンランドの独立記念日の12月6日(金)で、第1弾はクリスマス、第2弾はバレンタインのタイミング。どれも数量限定で、なくなり次第終了になるので、期間中でも売り切れになる可能性も。ムーミンファンはもちろん、「ブルガリ イル・チョコラート」のファンも早めにチェックしておこう。
(C)Moomin Characters TM
岡部礼子