マンガ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の誕生25周年を記念し、2020年4月より初の展覧会「るろうに剣心展」を東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)にて開催する。『るろうに剣心』は、和月伸宏による累計発行部数7200万部を超える大人気マンガ。現在「ジャンプスクエア」にて続編となる「北海道編」が連載中だ。2012年より公開されている実写映画も人気を博しており、2020年夏に最終章2作の公開を予定している。
同作は「週刊少年ジャンプ」にて1994年に連載開始した少年マンガ。幕末から明治へと移り変わる激動の時代を舞台に、人斬りだった過去を背負い、“不殺(ころさず)”の誓いを立てて旅をしていた主人公・緋村剣心の戦いを描いた作品だ。重い過去を抱え、何度も迷い悩みながらも闘い続けたその姿は、従来の少年マンガの主人公とは異なる新たなヒーロー像として、当時の読者に鮮烈な印象を与えた。
「るろうに剣心展」では、剣心をはじめとする数多くの魅力的なキャラクターたちの姿を描いた、かつてない規模の直筆原稿やカラー原画の展示を予定。さまざまな人々を魅了し続け、今なお続く『るろうに剣心』の世界に深く迫る。
マンガの枠を飛び出したメディアミックスは、これまでにも数多く行われている。テレビアニメは原作と異なる展開を盛り込みつつも大きな反響を呼び、JUDY AND MARYの「そばかす」をはじめとする時代を超える名曲を世に送り出した。さらに、1999年の原作完結から10年以上の時を経て、2012年に公開された佐藤健主演の実写映画が大ヒット。続編も製作され、3作の累計興行収入が125億円を超える大人気シリーズとなって、原作を知らない若い世代を含む幅広い層に作品の魅力を届けた。
また、2017年からは「ジャンプスクエア」にて待望の続編となる「北海道編」の連載がスタート。2019年12月現在では3巻まで刊行されている。一方、実写映画シリーズは佳境を迎え、展覧会の会期後の2020年夏に、原作の「人誅編」をもとにした最終章2作の公開を控えている。
『るろうに剣心』には、時代の激変のなかで苦しみながらも自分の信念を貫き、幸せとは何かを模索し続けるという人生の普遍的なテーマが描かれている。作品初となる今回の展覧会は、平成から令和へと変遷する今の時代だからこそ、改めてこの物語をひもとき、次の時代へと読み継ぎだいという想いから企画された。
会期は2020年4月24日(金)から6月7日(日)まで。東京だけでなく、京都や新潟など全国各地への巡回も計画中とのこと。公式サイトの公開に先駆け、公式Twitterがオープンしているので、最新情報はそちらをチェックして。
■「25周年記念 るろうに剣心展」<会場:東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ) 東京都文京区後楽1-3-61 会期:2020年4月24日(金)~6月7日(日)※会期中無休 公式Twitter:@ruroken_ten 主催:「るろうに剣心展」東京実行委員会>※情報は予告なく変更になる場合あり
今井優佳