4月15日(金)、神戸市の神戸市産業振興センターで「神戸ITフェスティバル2011」が開催された。これは4月16日(土)の第2回「オープンソースカンファレンス2011 Kansai@Kobe」とともに開かれたもので、今回が初めての試み。IT技術者のための「オープンソースカンファレンス」だけではなく、成果を地元神戸に還元し、ITで神戸からステキな未来を創造したいとの熱い思いで実現にこぎ着けた。
当日はツイッター部長で一躍有名となった元カトキチ広報部長、現(株)トリドールの末広栄二氏による基調講演に続き、ビギナー向け、開発者向け、地域おこし、個人商店向けなど幅広いジャンルの40ものセミナーが行われた。いずれも非常に盛況で、立ち見が出るものも。来場者は当初目標の400人を大幅に上回り、約700名となった。
このイベントには、関西ウォーカー編集部も参加。玉置編集長がモデレーターを務めた「ITで地域おこし〜岡本商店街と有馬温泉の事例」では、岡本商店街振興組合の松田朗氏と、有馬温泉観光協会の金井啓修氏と登場。阪神・淡路大震災の被災地として、ITを使った街の再生について提案。「当時、FacebookやTwitterがあればバラバラに避難してももとのコミュニティの人とつながれ、安心感が得られただろう」と松田氏は振り返った。
また、各企業の展示ブースでは、関西ウォーカーの表紙になったつもりで記念撮影ができる特製ボード「関西ウォーカー 表紙なれ~る」を設置し、来場者を迎えた。
なお、このフェスティバルの模様はUSTREAMでも配信され、以下のサイトでアーカイブを視聴することができるので、気になったセミナーはぜひチェックしてみてほしい。
●神戸 ITフェスティバル公式チャンネル
http://www.ustream.tv/channel/kobeit1
http://www.ustream.tv/channel/kobeit2
http://www.ustream.tv/channel/kobeit3
●公式ウェブサイト
http://kobe-it-fes.org/
【ライター鳴川和代】