いよいよ迫ってきた令和初のクリスマス。現在、長野県・軽井沢では軽井沢駅前にイルミネーションが登場し、クリスマスムードを盛り上げている。そんな軽井沢で2019年12月1日(日)~25日(水)まで開催中なのが、「軽井沢高原教会 星降る森のクリスマス 2019」だ。その盛り上がりを現地取材し、体験レポート。
大正時代から受け継がれる、教会の温かな光
軽井沢高原教会といえば、緑に囲まれた教会として、また北原白秋や島崎藤村ら大正時代の文化人が集った教会としても知られているが、「星降る森のクリスマス」は、軽井沢を開拓した英国国教会宣教師が、ランタンで町を照らした風習をルーツにしている。
特に軽井沢らしいのが、星空とツリー、ランタンの光を同時に楽しめること。空気中の塵が減り、空気が澄む冬、しかも光源になるものが少ない軽井沢では、空の星の輝きを眺めながら、地上の光も一緒に楽しむことができるのだ。そのさまはまさに“星降る”よう。
ただ眺めるだけでなく、プラスアルファのお楽しみも!
ランタンの灯りをただ見るだけでなく、自分の手でランタンを持ちながら散策ができる「ランタン散策」もロマンチック。
カップルならぜひランタン散策のお供にしたいのがレンタルの「手つなぎ手袋」。普段なら照れくさくても、軽井沢のこんな夜ならできちゃうかも⁉
また、牧師による講話とゴスペルを組み合わせた「クリスマス音楽礼拝」やハープの演奏「聖なる調べとともに」、ちょっとした仕掛けのある「アドベントメッセージ」、直筆で想いを伝えられる「クリスマスレター」といった催しも。
ショッピングやグルメも楽しい「軽井沢星野エリアのクリスマス 2019」
さらにもう一つ、軽井沢のクリスマスイベントを紹介しよう。それは星野リゾートが運営する「軽井沢星野エリア」で2019年11月16日(土)~12月25日(水)に開催されている「軽井沢星野エリアのクリスマス2019」だ。
テーマは「幸せが灯る街」。幸福をもたらすといわれている「やどりぎ」をかたどったイルミネーションが施されるなど、温かな光がエリア内に灯っている。
12月21日(土)~25日(水)の16時50分~17時10分には、ハルニレテラスの林のパティオで「やどりぎ点灯式」が開催され、点灯カウントダウンやミニライブに無料で参加できる。
ハルニレテラスでショッピングや食事を楽しんだり、巨大なシンボルツリーのイルミを眺めた後で、トンボの湯の温泉でゆっくり温まったりと、イルミ鑑賞以外の楽しみ方も満載の軽井沢星野エリアのクリスマスイベント。軽井沢高原教会と共に、冬の軽井沢で必ず訪れておきたいスポットだ。
夏井坂聡子