現在最後のワールドツアー「END OF THE ROAD WORLD TOUR」を開催中のロックバンド・KISS。そんなKISSはJRA阪神競馬場とのコラボが実現し、関西地区・有馬記念PR隊長に就任。12月17日(火)に京セラドーム大阪で「伝説の有馬記念&KISSコラボレーションセレモニー」が行われ、ポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、トミー・セイヤー、エリック・シンガーが登壇した。
KISS自身「普段はコラボレーション企画は行わない」とのことだが、今年70歳を迎えるメンバー・ジーン・シモンズと阪神競馬場が70周年のスペシャルイヤーということで実現した今回の企画。KISSと阪神競馬場のコラボグッズや特設ホームページでKISSからのお祝いメッセージなどが公開されるなど、12月22日(日)に行われる有馬記念を盛り上げる。
阪神競馬場副場長より70歳を祝うバースデイケーキが贈呈されたジーン。運ばれてきたケーキを見るや「cake!」と無邪気に席から立ち上がり喜ぶ一幕に会場から笑いが漏れる。さらにジーンが70歳でもトップであり続ける理由をマイクを股間にコツン当て「男性ホルモン」であることを指し示し笑いを誘った。
また、記者からの質問で「競争したいライバル」について尋ねられたKISS。ジーンは「ゴジラと火吹き対決をしたい」と話し、パフォーマンス対決を望む。日本の特撮にも造詣があるジーンはギドラなど対決したい怪獣の名を次々と挙げ「モスラヤ、モスラ」と『モスラの歌』を歌い会場を沸かせた。
有馬記念を優勝馬をKISSメンバーが予想。それぞれエリックがアエロリット、ジーンがキセキ、ポールがリスグラシュー、トミーがアーモンドアイを挙げてどれか一つにするため話し合うことに。結果アーモンドアイを選んだKISS。「今一番速い馬と聞いた」と現在ファン投票でも1位で絶好調であることが理由であるという。
昔から日本は特別であると語るKISS。「ビートルズの記録を破って以来、日本は近い存在で伝統もある。我々から見れば、リスペクトでき色々学ぶことができる」と話し、今回が最後のツアーであることにポールは「僕らが日本のファンのことを憶えているように、ファンの方にもずっと憶えていてほしい。日本の皆さんは最高」と締めくくった。
桜井賢太郎