長崎県平戸市の平戸オランダ商館で、2020年1月26日(日)まで「カレーと香辛料」が開催されている。
いまや日本の国民食といえるカレー。その香辛料を求め、大航海時代にヨーロッパの国々はアジアへ進出し、香辛料貿易によって巨万の富を得た。当時の平戸は海外貿易の窓口として繁栄し、クローブ、シナモン、カルダモンなど、多種多様な香辛料がもたらされた。
本展では、日本人に最も身近なスパイス料理「カレー」をテーマに、大航海時代と香辛料の深い関わりや歴史、古今東西の様々なカレーを紹介する。
担当者は「一口にカレーといっても、国や地域でいろんなカレーがあります。使う香辛料が異なるだけでなく、見た目や味、香り、食材や付け合わせなど、バラエティに富んだカレーが存在します。それほどカレーはディープな世界です。香辛料を求めてヨーロッパの国々がアジアに進出した大航海時代、スパイスへの憧れが新航路・新大陸の発見の原動力となりました。歴史を学びながら、カレーや香辛料の奥深さを楽しんでください」と楽しみ方を話す。
誰でも親しみのある「カレー」の展示会。まだ訪れていない人はぜひ足を運ぼう。
ウォーカープラス編集部