富士急行は4月末より、山中湖(山梨県・南都留郡)にて、県内初となる“水陸両用バス”「YAMANAKAKO NO KABA(ヤマナカコノカバ)」の運行を開始。ポップな車両デザインでインパクト抜群な上に、「陸からそのまま湖に入る」という非日常的な瞬間を楽しむことができると、早くも話題となっている。
車輪とスクリューを備え、陸の上でも、水の中でも走行が可能な「YAMANAKAKO NO KABA」は、四季折々の表情を見せる富士山麓(さんろく)の森林地帯を走行。その後、「陸からそのまま湖に入る」という非日常的な瞬間を経て、山中湖を優雅にクルージングできる乗り物だ。陸上走行、湖上走行ともに15分間ずつ楽しめ、料金は大人1500円、子ども750円(4月30日~6月28日)。
このバスに乗れば、“富士山”と“山中湖”という2大トピックを、「陸からも湖上からも見られる」というのが特徴だが、ポップな車両デザインも見逃せないポイント。九州新幹線「つばめ」や「富士登山電車」のデザインを手掛けた工業デザイナー・水戸岡鋭治氏によって、水と陸の両方で生活する動物の王者“カバ”がポップなテイストで描かれているのだ。同社広報担当者は、「目立ちますので、乗車すれば沿道の人々から注目されますし、見るだけでも楽しめる車両です。“移動手段”としてだけでなく、車両そのものを楽しんでほしいですね」とコメント。
光・風・森・水しぶきといった自然の要素を、“五感”で体感できるエンタメ性抜群の「YAMANAKAKO NO KABA」。“水陸両用バス”は、全国でもレアな存在だということなので、この機会にぜひ乗車してみてはいかが? 【東京ウォーカー】