2月15日(土)~3月31日(火)の間、春の訪れを告げる「天領日田おひなまつり」が、日田市の豆田町・隈町など市内十数か所の旧家や資料館で開催される。
江戸幕府の西国筋郡代の役所が置かれ、「天領日田」として九州随一といわれるほどの繁栄を極めた背景がある日田。そんな日田の旧家には、莫大な財を成した豪商たちが京都や大阪などで好んで買い求めた絢爛豪華な雛人形が数多く現存している。
往時の文化を物語る全国的にも珍しい雛人形から、庶民の間で親しまれた紙と布で作る「おきあげ雛」と呼ばれる人形まで、沢山の雛人形や雛道具が一斉に展示・公開される。
豪華絢爛で必見の「御殿雛」を展示する草野本家や、3800体の雛人形が一斉展示されている味噌・醤油店「日田醤油」の一角にある「雛御殿」など、市内各地で多種多様な雛人形を楽しむことができる。
また、レンタサイクル1日利用券と市内13施設への入館・入浴に使えるクーポンが3枚セットになった期間限定のお得な「天領日田おひなめぐりクーポン」も販売される。昔ながらの町並みに風情を感じられる日田市に出かけて、春のひとときにゆったりと雛人形を巡って市内を散策しよう。
ウォーカープラス編集部