2020年1月9日から1月19日まで、ヒューリックホール東京(有楽町マリオン11階)での上演を皮切りに、大阪、広島、福岡、北九州、愛知にて、三谷幸喜さんの名作「アパッチ砦の攻防」を原ベースとした舞台<『罪のない嘘』~毎日がエープリルフール~>に出演している、菅原りこさんに1月9日のゲネプロ直後にインタビューしました。
緊張というよりは楽しくてうきうきしながら演じられた
――今回、舞台への出演は初めてですよね。ゲネプロに出演した今のお気持ちを聞かせて下さい。
【菅原りこ】緊張というよりは楽しくてうきうきしながら演じることができました。幕のなかで、出番を待っているときから、なんか急に楽しみになってきたんです。ゲネプロでは、B作さん(佐藤B作さん)にいきなりアドリブで返してしまいました。
――台詞が飛んで頭が真っ白になる方もいるかもしれないのに、いきなりアドリブで返すとはすごいですね。どんな役を演じたのでしょうか。
【菅原りこ】B作さんが演じる主人公・鏑木研四郎の娘役で、鏑木ちよみを演じました。ピュアで気さくな性格の女の子で、口がいいときもあれば、悪いときもあってすごいギャップがあるところが見応えがあると思います。
――役柄との共通点はありますか。
【菅原りこ】共通点よりは、相違点の方が多いと思いました。例えば、「この人、クビにした方がいいんじゃない!」とか、ふだん使ったことのない言葉を使ったりするので、自分とは違うなと感じます。そう言った意味では、この舞台を経験させていただいてとてもよかったと思います。
――台本を受け取ったときに、台詞はスムーズに覚えられましたか。
【菅原りこ】台本を読みながら演技するのは、感情が入れやすかったです。でも、台本なしの立ち稽古になったときに、すごい戸惑ってしまって...。周囲の方からアドバイスをいただいたんですが、うまくできなくて泣いてしまいました。
でも、今日のゲネプロまでには、しっかりと仕上げることができ、本番を迎える事ができるので、いまは楽しい気持ちでいっぱいです。
ちよみが私の体を借りるイメージで演じている
――今回感じた、舞台の魅力について教えて下さい。
【菅原りこ】舞台は私たちをキラキラ輝かせてくれるすごい素敵な場所だと思います。自分が舞台に立った瞬間から、その役になれるんです。自分が役になるのではなく、今回の舞台では、ちよみが私の体を借りるイメージで演じています。とても不思議な感覚で、「私、今ちよみちゃんだと思いました!」
――最後にひと言お願い致します。
【菅原りこ】観に来てくださるみなさんと素敵な2020年を過ごしていきたいと思っています。まずは一緒に笑って頂き、いい舞台を作りあげたいです!
撮影=槇野翔太
ウォーカープラス/野木原晃一