横浜に縁のある講師陣が、一つのテーマを驚きのトリビアを交えてわかりやすく解説する、関東学院大学と横浜ウォーカーのコラボレーションによる公開講座「横浜学」。次回は「横浜市歌」をテーマに開催される。
1909(明治42)年、横浜開港五十周年の記念式典にて初披露された「横浜市歌」は、詞を森 林太郎(鷗外)が、曲を当時東京音楽学校(現・東京藝術大学)の助教授だった南 能衛が、それぞれ担当し作られた。
現在も横浜市立の小学校では校歌と共に市歌の歌唱指導が行われ、さまざまな行事で演奏・斉唱されている。「横浜市歌」は110年にわたって横浜市民に歌い継がれ、愛されているのだ。
今回の講演では、まず信州大学名誉教授の中山裕一郎先生が、横浜市歌を含む全国都道府県の歌、市の歌の情勢について解説。横浜市教育委員会事務局 中央図書館調査資料課の三谷小夜華先生は18年に横浜市中央図書館で実施された企画展示「読んで知る横浜市歌」の内容を紹介。さらに、横浜市教育委員会事務局 学校教育企画部の大庭一修先生には、横浜市内の小中学校における市歌指導の現況などについて、それぞれ解説していただく予定だ。
講義は関内メディアセンターの8階で、2020年2月16日(日)に行われる。
横浜ウォーカー編集部