カクテルにシャーベット!“アレンジマッコリ”が話題

東京ウォーカー

“K-POP”がヒットチャートを席巻し、新大久保などのコリアンタウンに観光客が殺到するなど、とどまることを知らない韓国ブーム。そんな中、一部の韓国ファンの間で次なるブームと目されているのが、“アレンジマッコリ”だ。

マッコリといえば、米や麦で作る韓国伝統のにごり酒。いわば日本でいう「どぶろく」のようなもので、近年、日本でも専門店が増加し、今では大衆居酒屋のメニューにも並んでいる。アレンジマッコリとは、そのマッコリに他の食材をミックスして味わうスタイルのこと。このアレンジマッコリを提供する店が、昨年あたりから都内に登場してきているのだ。

目黒区・中目黒の「生マッコリとチヂミの店 韓流美食」では、フルーツテイストの「マッコリカクテル」(577円)を提供。ザクロや青リンゴなど、彩りも豊かなカクテルが20種そろう。「“飲みにくい”という、生マッコリのイメージを変えようと思い、フルーツリキュールを足してみました」と説明するのは、同店・広報担当の新井俊広さん。生マッコリ独特のクセをフルーツの風味でやわらげたそうで、マイルドな飲み口に仕上げたという。好みを伝えれば、オリジナルカクテルを作ってもらうこともできる。

また、生フルーツを使ったマッコリカクテルが飲めるのは、世田谷区・下北沢の「82マッコリダイニング」。「マッコリカクテル キウイ」や「マッコリカクテル ブルーベリー」(グラス各704円)は、生フルーツの自然な甘みとマッコリの乳酸菌が好相性で飲みやすい。「友人同士で数種類注文して飲み比べされるお客様も多いですね」と、店長のユ・ジェウさん。特に女性客からの評判がいいようで、「フルーツたっぷりなので、飲んだあとに肌の調子がいいとおっしゃる方もいらっしゃいます」と語る。

一方、驚きの“マッコリスイーツ”を生み出したのは、新宿区・高田馬場にある「韓国食材 にっこりマッコリ高田馬場店」。マッコリメーカー直営の同店が、試行錯誤の末に生み出したのが、「マッコリシャーベット」(1500円)だ。プレーンや巨峰など、4種のフレーバーがそろうシャーベットは、何と750mlのボリューム。ホットな韓国料理を味わった後のデザートとして、ひんやりシャーベットをシェアしてみてはいかが。

マッコリの新しい楽しみ方を提案してくれるアレンジマッコリ。これまでマッコリを敬遠していたという人も一度試してみてはどうだろう。【詳細は5月10日発売の東京ウォーカーに掲載】

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