兵庫県立美術館で「ゴッホ展」開催!初期から晩年までの名画約80点が結集

関西ウォーカー

兵庫県立美術館では1月25日〜3月29(日)まで、数々の名作を生み出した画家フィンセント・ファン・ゴッホと、彼に影響を与えた画家を紹介する『ゴッホ展』が開催される。亡くなる前年に描いた傑作『糸杉』をはじめ、ゴッホの初期から晩年までの重要作約50点が結集。さらに、マウフェやセザンヌ、モネなどハーグ派と印象派を代表する巨匠たちの作品約30点が展示される。

兵庫県立美術館へは阪神本線「岩屋駅」から南へ徒歩約8分


画家として活動した10年間の軌跡を追う


ゴッホの晩年の代表作《糸杉》


音声ガイドを聞きながらゆっくりと鑑賞できる


ゴッホはいかにしてゴッホになったのかー。ゴッホが画家として活動した短くも濃密な10年間を、第1部「ハーグ派に導かれて」、第2部「印象派に学ぶ」の2部構成で作品を展示。ファン・ゴッホが手紙の中で語った言葉を交えながら、独自の画風にたどり着くまでの過程を掘り下げて紹介していく。

開放感のある空間に飾られる多数のゴッホ作品


10年の画家人生を2部構成で紹介


第1部「ハーグ派に導かれて」では、ハーグ派の画家たちから影響を受けた初期の作品を展示。「ゴッホの作品といえば『ひまわり』のような明るい色彩が印象的」という方にとっては、晩年の作品との対比に新しい発見があるだろう。

フィンセント・ファン・ゴッホ《農婦の頭部》 1885年 油彩・カンヴァス 46.4×35.3cm スコットランド・ナショナル・ギャ ラリー © National Galleries of Scotland, photography by A Reeve


フィンセント・ファン・ゴッホ《ジャガイモを食べる人々》 1885年4-5 月 リトグラフ(インク・紙) 26.4×32.1cm  ハーグ美術館 © Kunstmuseum Den Haag


第2部「印象派に学ぶ」では、ピサロやエドガー・ドガに加え、ゴーギャンやジョルジュ・スーラなどポスト印象派と呼ばれる若手の画家と交流を深めた時代の作品を展示。『糸杉』や『麦畑』など原色を幾重にも重ねた筆づかいを鑑賞すれば、欲求のまま自由に描くことを望んだゴッホの変化をうかがえる。

フィンセント・ファン・ゴッホ《糸杉》 1889年6月 油彩・カンヴァス 93.4 × 74cm メトロポリタン美術館 Image copyright © The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY


フィンセント・ファン・ゴッホ《麦畑》 1888年6月 油彩・カンヴァス 50×61cm P. & N. デ・ ブール財団 © P. & N. de Boer Foundation


フィンセント・ファン・ゴッホ《薔薇》 1890年5月 油彩・カンヴァス 71 × 90cm ワシントン・ナショナル・ギャラリー© National Gallery of Art, Washington D. C., Gift of Pamela Harriman in memory of W. Averell Harriman


ゴッホ展では重要なコレクションを所蔵するオランダ・ハーグ美術館館長の監修の元、イスラエルやスイス、モナコ公園など10カ国・地域、27カ所に渡る所蔵先からの信用を実現。これまで日本で紹介される機会が少なかった、貴重な作品と対峙できる。

ギフトコーナーで「ゴッホ展」オリジナルグッズを手に入れよう!


グッズコーナーにはゴッホ展ならではのオリジナルグッズが並ぶ


ゴッホの絵画に心を奪われて濃密な画家人生を追体験をした後は、ギフトコーナーでショッピングを。ゴッホに扮したスヌーピーや原作漫画を使用した限定グッズをはじめ、出品作品をパッケージにあしらったオリジナルティーやオランダ伝統菓子のストローブワッフルなど限定アイテムが目白押し。この機会でしかお目にかかれないグッズは売り切れる可能性があるので、まずは急いでゴッホ展へ!

ゴッホ展とあの人気キャラクター、スヌーピーのコラボグッズ多数


ゴッホ展と銘菓がコラボしたお菓子もずらり


グッズコーナーにはゴッホ関連の本が多数


村井 貴臣

注目情報