昨年12月にAKB48を卒業し、エイベックスに移籍して話題になった太田奈緒さんが5月16日に開幕する舞台『東京カレンダーTHE STAGE』で主演を務めることに。
雑誌「東京カレンダー」が舞台化された作品で、自身初の主演舞台となる太田奈緒さんに意気込みを語ってもらった。
この作品が本格的な女優としての第一歩になります!
――主演が決まったときの気持ちを教えてください。
【太田奈緒】すごく嬉しかったですし、本当にありがたいことだと思いました。AKB48でも選抜に入ったことがなかった私が主演なんて!
これまでも舞台をやらせて頂いていましたけど、この作品が本格的な女優としての第一歩になりますし、このチャンスを活かして、自分自身も成長できればと思っています。
共演の皆さんもすごい方ばかりなので色々と勉強させて頂いて、それをきっちりと吸収していきたいです。ファンの方も「楽しみにしてるよー」って言いつつ、「大丈夫かな」って思ってるところもあると思うので、ちょっとでも安心してもらえるように頑張りたいです!
――雑誌を舞台化するという画期的なコンセプトの本作ですが、内容を聞いたときの印象は?
【太田奈緒】「東京カレンダー」と聞くと、ラグジュアリーなイメージがあるじゃないですか。紹介されているお店も高級なところが多いですし。アイドルとは少しかけ離れた雑誌で、自分には程遠い雑誌だなと思っていたので、まさか自分がその舞台化の作品の主演になるなんて…とまずは驚きました。
でも最近そういうラグジュアリーな雑誌を読むようになったんです。主演が決まったからじゃないですけど、AKB48の卒業を機に、もっと大人なポージングも覚えていかないとなと思って。モデルの方のポーズを見て「おー!」って。勉強させてもらっています。
卒業して舞台にぐっと集中できると思うので、できるだけいろんなことを吸収したい
――太田さん演じる主人公が「東京の大人女子」を目指していくというストーリー。太田さんにとって「東京の大人女子」のイメージは?
【太田奈緒】私、京都出身なので、本当に全然想像がつかなくて(笑)。今回「港区女子」って出てくるんですけど「港区??」みたいな(笑)。でも、ちょっと行ってみたいなという興味はありますね、オシャレな格好して! なんかラグジュアリーな世界が広がってそうです。
「大人女子」を目指していくという役どころなので、衣装も楽しみのひとつですね。なかなか着ないようなタイプの服も着ると思うので。憧れの港区女子に近づけるよう頑張ります!
――AKB48 チーム8時代の太田さんは、元気なキャラクターのイメージがありますが、今回の演じる役と似ているところは?
【太田奈緒】徐々に港区女子になっていくという感じなので、最初の方は自分に似てるのかな。でも、今までチーム8の最年長なのに子どもっぽいとか言われていたので(笑)。大人の女性っぽさを出せるようにしたいですね。
あと、主人公が大人女子を目指しながら自立していくという部分も描かれるんですけど、そこはちょっと今の自分と重なるところがあるのかなと思っています。
アイドル時代はメンバーに頼っていた部分があって。でも卒業したらひとりで活動していく、自立して色々と考えていかなくちゃいけないので。演じる役を通して、自分も一緒に成長していきたいです。
――初の主演舞台。今までとは意識が変わった部分はありますか?
【太田奈緒】変わったところはないですけど、すごくワクワクしています! 今まで出演させていただいた舞台では、AKB48の活動との両立が大変な時もあったんですけど、卒業して舞台にぐっと集中できると思うので、できるだけいろんなことを吸収して頑張ろう! という思いでいっぱいです。
――最後に意気込みをお願いします。
【太田奈緒】初の主演ということで、ワクワクした気持ちもありつつ、それ以上に不安とか大丈夫かなという思いもあります。自信も実力もまだないので、共演の皆さんを始め、演出の村上大樹さん、スタッフの皆さんから学ばせて頂いて成長できればと思います。
今まで演じたことない役柄で、コメディ要素もありチャレンジなことも多いと思うので、アイドル時代、見ていてくださった方にも「何か変わったな」と思ってもらえるように、自分の殻を破っていきたいです。
観てくださった方の心を動かして「観てよかった」と思って何かを持って帰って頂けるように頑張ります! ぜひ観に来てください!
撮影=槇野翔太
ウォーカープラス/野木原晃一