「札幌=味噌ラーメン」とは言うものの、最近では、いろんなラーメンが出てきており、「これぞ札幌の味噌ラーメン」というものが少なく感じている。だったら、新進気鋭の店に、新しい味噌ラーメンを作ってもらって、戦わせてみてはどうだろう…と考え、3/17~4/17に「新しい味噌ラーメン」を発掘するイベント「ら~めん喰えすと」を開催した。参加店は、弊誌北海道Walkerのランキングに名前が出てくる店と、その店の店主が認める店。第1弾は、札幌市内6店舗に新しい味噌ラーメンを作ってもらった(1日限定20杯/¥800)。【参加店】麺屋國光(中央区)、国民食堂(北区)、豚ソバFuji屋(北区)、麺屋髙橋(豊平区)、麺屋菜々兵衛(白石区)、拉麺Shin.(厚別区)
「ら~めん喰えすと」の第1弾の有効投票数は1088票!
【採点内容】限定のネオ味噌ラーメンを食べた方に投票用紙を配布。以下の項目を採点
A)「麺のおいしさ」「スープのおいしさ」「トッピングのおいしさ」「見た目の新しさ」「味の斬新さ」を各5点満点
B)「全体のバランスの良さ」10点満点
C)「ネオ味噌ラーメン度」10点満点 で採点。
以下の計算方法をもとに、上位3店を発表しよう!【計算方法】(Aの平均+Bの平均)×Cの平均
3位は A=4.30/B=8.5/C=8.21/合計105.09点 「麺屋髙橋」肉味噌28号
2位は A=4.27/B=8.54/C=8.42/合計107.86点 「国民食堂」みのやさんちのマー坊麺
そして 栄えある1位は A=4.35/B=8.68/C=8.31/合計108.27点の「豚ソバFuji屋」豚ソバ味噌! という結果に。
1位の豚ソバFuji屋は、年間200食ぐらいは食べるぐらいラーメン好きの店主が2007年にオープンさせた店で、豚骨ベースでありながらも、あっさりとしたラーメンが食べられる店。これまで味噌ラーメンを出したことがなかった店でもある。2位の国民食堂は、鶏ガラのあっさり醤油ラーメンで人気の店、3位の麺屋髙橋は、実は、つけ麺で人気の店だったりする。すべて2005年以降オープンの、いわゆる第4世代と言われている店ばかり。偶然にも、弊誌北海道Walker2011年2月号の、ラーメン店の店主に聞いたうまいラーメン特集の、「斬新さで今の札幌を代表する3店」と合致しているのには、驚いてしまった。上位3店は「定番の味もいい」「でも、この味もうまいんだ」という総合的に味に力のあるラーメン店なのだ…。
分析してみてもわかるのが、上位3店は、すべてにおいて1~3位に入っているということ。
A(麺やスープ、トッピング、見た目の新しさ、味の斬新さなど)では、豚ソバFuji屋がトップで、次点は麺屋髙橋。
B(全体のバランスの良さ)は国民食堂がトップで次点は麺屋髙橋。
一番注目したいC(ネオ味噌ラーメン度)では、国民食堂がトップ、次点は豚ソバFuji屋。この3軒の点の取り合いだったのだ。
今回限定で作ってもらった「ネオ味噌ラーメン」は、どの店も、個性的で、これまでに食べたことがないラーメンばかり。票の結果はあれど、これからのラーメン作りも気になる店ばかり。投票用紙のコメントの中には「レギュラーメニューにしてほしい」という声も多くあった。もしかしたら、店主の気分によっては、作ってくれることもあるかもしれない(笑)
なお、参加者の中で6店全てのネオ味噌ラーメンを食べた方は5名。この5名の方には、全店で使える「ラーメン割引券」を、また参加していただいた方の中から抽選で50名に、ラーメンWalker特製手ぬぐいをプレゼントいたします。当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。栄えある1位に輝いた豚ソバFuji屋さんには、盾を贈呈します(後ほど持参させていただきます。ただいま注文中)。
たくさんのご参加、本当にありがとうございました。引き続き、第2弾も予定しておりますので、お楽しみに!
最後になりましたが、ら~めん喰えすと第1弾の売上げの一部43520円を、東日本大震災の義援金として、日本赤十字社を通じて寄付します。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。