オール阪神・巨人45周年記念公演開催! 「仲が悪いときはあったけど別れずやれて幸せ」と語る

関西ウォーカー

1975年にコンビを結成し、正統派の漫才で観客を笑わせ続けているオール阪神・巨人。デビュー当時からさまざまな賞を受賞し、昨年春には紫綬褒章を受章するなど、まさしく上方漫才界の雄として活躍する。今年は芸能生活45周年を記念し、2月9日(日)から12月にかけて「オール阪神・巨人45周年記念」を開催する。これに先駆け2人の記者会見が行われ、記念公演にかける思いや現在の心境などに付いて語った。

報道陣を前に話す二人。45年の歴史は重く、「コンビ愛は相当強い」と自負する


記者会見はちゃらんぽらん冨好の司会で始まり、そろいの白のタキシードのオール阪神・巨人の二人が呼び込まれた。

40周年を迎えたときには「45周年はやりませんといっていたんですが、会社がやれといいますので…」とボケる巨人。阪神は「ボクは家のローンがあるからまだやめんといてくれといってたんですが、5年経った今もまだローンがあるので、会見が終わったらあと5年延長するように相方にいってみようと思います」と会見場を爆笑の渦に巻き込んだ。

45年の振り返りを聞かれた巨人は「ほとんどの漫才師が解散したり、コンビを組みなおしたりするものですが、うちは仲が悪いときはあったけどなんとなく別れずやって来られた。幸せやったと思います」と感慨深げ。昨年軽い脳梗塞に倒れた阪神は、紫綬褒章の受賞について「この賞は『やめるな』ということやと思います。『倒れるまでやれよ』と神様がいってるのかなと」と心境を語った。

【写真を見る】オール阪神・巨人の記者会見でも公演でもMCを務めるちゃらんぽらん冨好と記念撮影!


今回の記念公演は2月9日の富山県民会館を皮切りに3月の大分県や愛知県など6か所を予定。フィナーレは12月のなんばグランド花月を予定している。内容も充実し、漫才のほか、歌謡ショーや芝居を上演する公演もある。また、多数の若手ゲストの出演も予定、2月9日は中川家、銀シャリ、もりやすバンバンビガロやトークゲストに太平サブロー、MCにちゃらんぽらん冨好という豪華メンバー。3月14日の大分県・日田市民文化会館は矢野・兵頭、笑い飯、おかずクラブらが登場。そのほかの公演でもミルクボーイやかまいたちなど豪華メンバーがゲストで出演するので楽しみだ。

巨人は「僕らは劇場用のネタを用意しているんです。テレビでは絶対やらないネタ。一番得意なネタをおいてある。リクエスト漫才もやりたいね。歌は5曲ぐらい歌うと思います。新曲も2曲あって、はっきりいって紅白を狙ってます!」と意欲満々だ。

今度は2人で記念撮影。このあと、巨人は新曲の仮レコーディングが待っている


公演に向け巨人は「実際見る漫才をおもしろいと思ってもらえるよう、一生懸命やります。元気のあるうちにいい漫才を見てもらいたい。本当は離島なんかでもやりたいけど、会社がそれは金にならんといいますので・・・」と笑いを交えながら、意気込みを語った。

■オール阪神・巨人45周年記念公演

2月9日(日)13:00、16:00、会場:富山県民会館(富山県・チケット発売中)

3月14日(土)14:00、会場:日田市民文化会館(大分県)

5月23日(土)15:00、24日(日)11:00、15:00、会場:御園座(愛知県)

8月9日(日)14:00、会場:熊野市民会館(三重県)

10月31日(土)14:00、会場:有楽町朝日ホール(東京)

12月予定、会場:なんばグランド花月

鳴川和代

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