ことしで44回目を迎える京王百貨店名物駅弁大会。「この駅弁が旨い!」(角川oneテーマ21)などの著書がある“駅弁女王”こと小林しのぶさんに、オススメの駅弁を聞いた。
駅弁大会名物対決シリーズで「イカVSタコ」のメイン対決に劣らずに注目を集めるのが、「近郊の駅弁対決」。昨年は房総半島VS伊豆半島の「半島対決」として人気を博した。今回は、「伊豆の人気駅弁対決」として、伊豆から地元で大人気の駅弁が実演販売(会場で弁当を作って販売すること)に初登場となる。その中でも注目の「あじ寿司」(1000円)が参戦すると聞いたとき、女王は驚いたという。
「アジの捕れ高に左右されて、不漁のときは地元の人も食べることができません。実演販売ということで、地元の漁師さんも総力を挙げて漁をしているんじゃないでしょうか」。伊豆近海であがった新鮮なアジをさっぱりと酢でシメて寝かせて生まれた味わいとしっかりとした食感で人気の一品。いわば“幻の激レア駅弁”が登場するということで、女王の胸も高鳴る。
伊豆名産の金目鯛を使用した「とろ金目の塩焼き弁当」(1000円)にも要注目だ。脂の乗った金目鯛を焼き上げた珍しい焼き魚の駅弁で、ご飯と金目鯛の組み合わせにおはしが止まらないという。
いずれも劣らぬ伊豆近海の魚王決定戦。1/8(木)から熱い戦いの火蓋が切って落とされる。【東京ウォーカー/中道圭吾】