平野政吉が蒐集した西洋画を堪能できる企画展が秋田県立美術館で開催中

東京ウォーカー(全国版)

秋田県秋田市の秋田県立美術館で、4月5日(日)まで「平野政吉コレクションの西洋画」が開催されている。

フィンセント・ファン・ゴッホ《ガシェ氏像》公益財団法人平野政吉美術財団蔵


秋田県内有数の資産家であった平野家の三代目で、生涯をかけて美術品を蒐集した平野政吉(ひらのまさきち)のコレクションを紹介。平野は青年の頃から日本の絵画を蒐集するが、1930年代に藤田嗣治と親交を深めてからはそのジャンルが西洋画にも広がった。本展ではフランスで活躍した画家の作品などを展示するとともに、藤田が中南米で入手した宗教画も紹介。世界的に名高い画家の作品も多く、大人から子供まで観賞を楽しめる。

【写真】アンドレ・ロート《船》公益財団法人平野政吉美術財団蔵


担当者は「藤田嗣治作品を中心とした多種多様な美術品から形成される平野政吉コレクションより、本展では選りすぐりの西洋画をご紹介します。19世紀ヨーロッパの画家の作品や、藤田と同世代に活躍した画家の作品ほか、平野の美術品収集に影響を与えた藤田のパリをテーマとした版画などを展示します。ぜひご来館いただき、お楽しみください」と来館を呼びかける。

貴重な西洋画がずらり。絵画はもちろん、版画も展示されているので気軽に訪れて。

ウォーカープラス編集部

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