「住みたい街」トップの常連・吉祥寺に強力なライバルが現れた。4月から75歳以上の医療費がタダになるという東京都西多摩郡・日の出町だ。
全国初、驚きの政策を打ち出した青木國太郎町長は「08年の4月ごろからひそかに考えていた」という。「75歳以上の医療費平均額は年間で約4.5万円。これに人数をかけてすべて町でまかなえる計算です」。ただし3年以上住んでいる人に限られ「町に貢献してくれた人のための制度」だそうだ。ほかにも同様の条件で100歳になったら100万円が進呈されるなど、高齢者に優しいのだ。
イオンの進出もあって町は活性化しており、土地も町役場周辺で坪単価35万円前後。親と同居するなら地価が上がる(?)前に移り住むのが賢いかもしれない。ちなみに15歳以下も医療費無料(!)で、こちらは移住後すぐに適用される。「もっともっと日本一住みやすい街にしていきますよ」という町長の言葉も力強い。御年80歳という町長に脱帽なのだ。【東京ウォーカー】