【連載】「ラジオよ届け!」Vol.3 ボーカルスクールに行く

横浜ウォーカー

 僕がプロデューサーになって楽曲を作り、それをもとに寄付を募ってラジオを買って養護施設に届ける! そんな壮大な計画も第3回。今回は歌を歌うことを見越して、ボーカルスクールへ行くことに。

 お世話になったのは横浜駅西口から徒歩2分ほど、「プライズエンターテイメント」(電話045・312・1901)。講師の岡本直樹さんにお願いしました。

「まずは声を聞かせて」という岡本先生のピアノに合わせて…。

ホ 「ああああああああ~♪」

岡 「う~ん。喉からの声で声帯に力が入りすぎてますね」

ホ 「僕、バンドでボーカルやってたし、アナウンス学校で腹式呼吸も学んだんですけど…(泣)。でも、正直腹式呼吸ってよくわからなかったんです」

岡 「私の腰回りをさわってみてください」

ホ 「すごい! 膨らんできてる」

岡 「空気を出し切ってから吸うと自然とおなかに空気が入るよね。これが初めの一歩。息を吐き出す時はため息のイメージ。リラックスしてね」

ホ 「腹式呼吸の概念がぜんぜん違う…」

 こんな調子で発声だけで予定の1時間が経過しました。

ホ 「あの…歌は歌うのは?」

岡 「まだまだです。先は長いですよ。ボイストレーニングとボーカルトレーニングは違うんです」

ホ 「これ、連載で1回で要素をお伺いして終わる予定だったんです」

岡 「やる気があるならいつでもレッスンしますよ」

ホ 「え! でも僕たち、予算がないんですが…」

岡 「この企画の趣旨に賛同しました。やるならいい作品を作ってもらいたいですからね。僕もお金を払うことはできませんが、レッスンなら協力しますよ」

ホ 「いいんですか!」

 というわけで、今後もスクールに通わせてもらえることに。岡本先生、ありがとうございます。気合入ってきましたよ~!

(横浜ウォーカー9号掲載)

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